11月11日から13日にかけて、愛媛県西条市、富山県富山市、山梨県富士吉田市の3会場で、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016の1次ラウンドが行われた。
大会には、全国9地域のリーグ王者と10月に行われた全国社会人サッカー選手権(全社)の上位3組、全12クラブが出場。グループA・B・Cの3つのグループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの1位と全グループの2位のうち最も勝ち点の多いチームが決勝ラウンドに進出する。
グループAからヴィアティン三重(全社3位/東海)、グループBから三菱水島FC(全社1位/中国)、全グループ2位の中で最も勝ち点と得失点差の多かったFC今治(四国)が決勝ラウンドに駒を進めた。
グループCでは、鈴鹿アンリミテッドFC(全社2位/東海)、アルテリーヴォ和歌山(関西)、東京23FC(関東)、J.FC.MIYAZAKI(九州)が対戦。3勝した鈴鹿が1次ラウンドを勝ち上がっている。
鈴鹿の小澤宏一監督は、この3日間を振り返り「初戦を勝てたことで少し慢心した部分があり、2日目に先制を許してしまった。3日目は引き分け以上で勝ち抜けられることが分かっていたので、精神的な部分で優位性を持って試合を運ぶことができたと思う。結果が求められる試合ばかりなので、特に精神面は大事にしている。感情に左右されるようなサッカーをしていては、勝つことができない。全社の5連戦で鍛えられた部分もあったと思う」と語った。
また、今年の地域CLには東海リーグから鈴鹿を含む3組が出場しており、「FC刈谷にはリーグ戦で一度も勝つことができなかった。刈谷に勝てなければ昇格はないと考えていたので、選手たちも決勝ラウンドで戦いたかったのではないかと思う。決勝ラウンドに勝ち上がった三重とは、今季6回目の対戦。よく知られているので非常にやりづらい相手ではあるが、一度も負けていないことは自信として臨みたい」と話している。
決勝ラウンドは11月25日から27日までの3日間、千葉県市原市のゼットエーオリプリスタジアムで行われ、総当たり戦での上位2組がJFLに昇格する。
文・写真=前田カオリ