中田英寿が実行委員の日本酒コンペ 6月5日に表彰式開催、1729点から7部門賞が発表へ

中田英寿

ラベル部門の審査をする中田英寿氏

 元日本代表MF中田英寿氏が実行委員を務める、“世界一おいしい日本酒”を決めるコンペティション「SAKE COMPETITION 2017」の予審・決審が5月17日、19日に東京都立産業貿易センター台東館にて開催された。

 17日に行われた予審会では、中田英寿の発案により設立された新部門「ラベルデザイン部門」と、スパークリングの日本酒を審査する、「発泡清酒部門」の2部門を新たに加え、「純米酒部門」「純米吟醸部門」「純米大吟醸部門」「吟醸部門」「Super Premium部門」の5部門と合わせて、全7部門で審査を。世界各地からエントリーされた日本酒1729点が会場内に並び、全国の技術指導者や、推薦で選出された蔵元で構成された“日本酒業界の精鋭”審査員31名が、19日の決審会へ進んだ577点の日本酒を決めた。

 中田氏は今年のコンペティションからラベルデザイン部門新設を発案したが、同部門について「様々なラベルがありますが、日本人だけでなく海外の方にも伝わるものが良いと思います。多くの蔵元はおいしいお酒を造りますが、おいしさが伝わってもラベルを覚えてもらえないとリピーターになってもらえない。そういった意味で(ラベルデザイン部門は)並べて初めて色々なラベルのデザインを考えさせられるので発案した甲斐がありました。最も印象に残るデザインは、誰が作ったかではなく、人の心の中に入り込むようなデザインが良いかと思います。日本酒が美味しいだけではなく、ラベルデザインの素晴らしさも広めていければと思います」と、コメントしている。

「SAKE COMPETITION」は、日本酒文化の普及を目的に、世界唯一の日本酒コンペティションとして2012年にスタート。国内だけでなく海外でも日本酒の注目度が高まりつつある中、日本酒の品質向上を訴えてきた。第6回目の開催となる「SAKE COMPETITION 2017」は日本全国から457酒蔵がエントリー、過去最多となる1729点の市販酒が出品され、世界一の規模となった。選考会の結果は、6月5日(月)に開催される「SAKE COMPETITION 2017」表彰式にて発表される。

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