スペシャルクリニックで小学生に指導を行った熊谷紗希
日本代表FW本田圭佑がプロデュースするSOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL(ソルティーロ ファミリア サッカースクール/以下ソルティーロ)は8日、ソルティーロ なでしこアドバイザーを務めるなでしこジャパンDF熊谷紗希(リヨン)による『なでしこ限定スペシャルクリニック』を開催した。
千葉県内にあるZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREAにて行われた同クリニックには約40名の女子小学生が参加。熊谷は自身が得意とするプレーでもある「一対一」のトレーニングを中心に子どもたちを指導した。
はじめはなかなか上手くボールをキープすることができなかった子どもたちだが、熊谷が丁寧に指導することでみるみるうちに上達。未来のなでしこを目指す少女たちは炎天下の中、暑さに負けず約1時間にわたって練習をこなした。
その後は、低学年と高学年に分かれて3on3の大会を実施し、それぞれの優勝チームが熊谷+コーチチームへの挑戦権を獲得。「負けたくなかった」という熊谷は時折“本気”のプレーを見せ、見事に優勝チームを破った。
クリニック終了後には、熊谷が3on3大会の優勝チームとMVP選手に、所属するリヨンのトレーニングウェアなどを贈呈。最後は子どもたち一人ひとりにサインをし、イベントは幕を閉じた。
約3時間にわたるクリニックを終え、囲み取材に応じた熊谷は「本当に暑かったですけど、子どもたちに負けないように頑張りました。本当に上手な子が多かったです。少し意識してやってもらうだけで、練習も劇的に変わると思うので、そうすればもっともっと上手くなれると思います」と、子どもたちにエールを送った。
また、小学生との対戦を振り返り、「ただただ負けたくなかったので勝たせてもらいましたけど、勝負のところで負けないというのが大切になるんです。それが伝わっていたらいいなと思います」と、勝敗にこだわることの大切さを説いた。
一方で、「何よりも楽しくなければ続かないので、楽しむということを、今日子どもたちに一番伝えたかったです。上手くできるから楽しいし、できることが増えると楽しいし、そういうことをもっともっと経験してもらえたらなと思います」と続けた熊谷は、「海外でプレーしているからこそできることもあると思うので、今後も続けていきたいなと思います」と、これからも子どもたちへの指導を続けていきたいと述べた。
By サッカーキング編集部
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