2月15日(木)に行なわれたJリーグキックオフカンファレンスを、番組レギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)が取材した。
岩政がまず直撃したのは、セレッソ大阪の山口蛍。今季に向けて、山口はこのように意気込みを語った。
「昨シーズンはできすぎた部分がある。4年前にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)との兼ね合いがうまくいかずJ2に落ちてしまった。今シーズンはまずJ1でしっかり結果を残したいというのもあるし、鹿島アントラーズや浦和レッズのように、毎年ACLに出るチームを作りたいというのはみんな思っています」
続いてはC大阪の尹晶煥監督が登場。チームのモチベーションについて尋ねると、尹監督はこのように答えた。
「すべてのタイトルを獲得したいという思いを全選手が持っています。目の前の1試合1試合をしっかりこなしていこうという話を常にしています。そうやっていくことによっていつかタイトルをつかみ取ることができる。そのような姿は昨年(YBCルヴァンカップで)お見せすることができたので、そういった考えはみんなが共有してくれていると思います」
次に岩政は、ガンバ大阪の遠藤保仁の元を訪れた。今シーズンから指揮を執るレヴィー・クルピ監督について「ヤットさんに合いそうな監督、という印象を受けますが」と尋ねると、遠藤も新監督の下での手ごたえを語った。
「そうですね。非常に攻撃を重視する監督なので、やっていて楽しいですし、G大阪のイメージに近いかなと思いますね。ボールを握って、どこからでも点が取れるチームに仕上げていきたいと思っています」
そのクルピ新監督も直撃。チーム作りを進める際の哲学について尋ねると、ブラジルの名将はこのように答えた。
「説明のしようのない決断もあるけれども、それはあくまでもフィーリング。サッカーは数学ではありません。サッカーはアートです。誰も予測できないようなドリブル、練習でもやったことがないような、意外性のあるドリブル、そういったものがサッカーの面白さだと思っていますので、そういうクリエイティブな選手が好きです。ひらめき一つで試合を変えてしまうような選手がG大阪にもいてくれればいいなと思います」
J2の会場に移動した岩政は、自身の出身地のクラブであるレノファ山口の霜田正浩新監督の元へ。Jクラブで指揮を執るのは初めてという霜田監督だが、イメージとの違いはあるのだろうか。
「外から見ていた監督像も、監督と一緒に仕事をしていた部分も、自分がいざ監督になっても、(イメージは)そんなに変わらないです」
霜田監督は18シーズンに向けての意気込みをこのように語った。
「これからもっと上にいくためには基盤、土台を作らなければならない。そこも一緒にやってほしいという話だったので、山口のためになるなら、ということで、やりがいを持って臨んでいます」
岩政が最後に訪れたのは、アビスパ福岡の井原正巳監督。J1昇格プレーオフで敗れた昨シーズンを踏まえ、今シーズンはどのような意気込みで臨むのだろうか。
「10人以上(選手が)変わったのは初めてで、その中でチームを作っていかなければならない難しさはありますが、選手たちは精力的にやってくれていますし、今までのいい部分を継承しつつ、新しいメンバーの個性を引き出して、チームとしてまとめていければと思っています」
2月23日(金)21時から放送の『スカサカ!ライブ』は「Jリーグ開幕30分拡大スペシャル」と称し、通常放送から30分間延長して23時まで放送。J1第1節サガン鳥栖対ヴィッセル神戸戦の試合直後レポートやUEFAヨーロッパリーグ・決勝トーナメント組み合わせ抽選会のレポートなどを放送する予定となっている。
By サッカーキング編集部
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