番組レギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)が、FC東京のトレーニングを取材した。
昨季のFC東京について、そして長谷川健太新監督について、岩政はこのように印象を語った。
「(昨季は)大久保(嘉人)選手(現川崎フロンターレ)を始め、だいぶ補強しましたが、結果につながらず、言い方は悪いですがひ弱な印象を与えました。(長谷川監督は)ガンバ大阪でタイトルを取っていますし、FC東京に規律やポジショニングを導入していて、“緻密な監督”という印象がありますね」
今季のFC東京は長谷川新監督を迎えた他、MF大森晃太郎(←ヴィッセル神戸)、FW富樫敬真(←横浜F・マリノスから期限付き移籍)、FWディエゴ・オリヴェイラ(←柏レイソルから期限付き移籍)らが新たに加入した。岩政はまず、神戸から加入した大森に話を聞いた。大森はG大阪時代に長谷川監督の下でプレーしているが、指揮官に対する印象の変化はあるだろうか。
「G大阪時代とあまり変わらないですね。グラウンド内ではあまり関わらないようにしているんで(笑)。怖いので、ちょっとでも距離を置きたいなと(笑)。チームとしての規律はしっかりしているけど、攻撃面では自由にやらせてくれるので、そこは問題ないですね」
当の長谷川監督は、どのような意識でチーム作りを進めているのだろうか。
「今シーズンは5連戦や15連戦などあるので、基本的には2チームぶんのしっかり戦える面子をそろえてチームを作っていかなければならないと思っています。今シーズンは非常にいいメンバーがそろっていると思うので、当然優勝を狙っていきます。来シーズン、このメンバーが集まるとは限らないので、メンバーがそろっている時に(優勝を)狙います」
「長谷川監督の戦術は細かいところまで浸透しています。監督は『開幕戦に勝つことがすべてではない』と言っています。シーズンを通して戦い、最後に結果が出ればいいので、徐々に積み上げていけばいいと思います」(髙萩)
「まずはFC東京でいいプレーをして、しっかり結果を残したいというのがあります。長く離れていた(昨年7月に左足首を負傷し、長期離脱していた)ので、しっかりプレーする姿を見せたいと思います。それができた先に日本代表への復帰もあると思うので、両方を追い求めながらいいシーズンにしたいと思いっています」(森重)
FC東京は2月24日のJ1開幕節で浦和レッズと対戦し、1-1の引き分けに終わった。第2節は3月3日(土)にベガルタ仙台と対戦する。
3月2日(金)21時から放送の『スカサカ!ライブ』では、加地亮氏のガンバ大阪トレーニングリポートやJ1第2節川崎フロンターレ対湘南ベルマーレ戦試合直後リポート、UEFAチャンピオンズリーグラウンド16セカンドレグプレビューなどを放送する予定となっている。
By サッカーキング編集部
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