長谷川アーリアジャスール(FC町田ゼルビア)、森谷賢太郎(愛媛FC)、武田英二郎(横浜FC)、田代真一(大宮アルディージャ)など、横浜F・マリノスのユース出身をルーツにもつ6人が始めたプロジェクト『ROOTS.』は、2021年12月30日、横浜市内でサッカー教室を実施した。
昨年秋、『ROOTS.』が企画したオンラインイベントに参加した小学生から「小学校生活最後の夏の合宿がなくなってしまって残念」とのやり取りを受け、メンバー内で話し合いを重ねて実現。この日参加した約30名の子どもたちは、新型コロナウイルスによりキャンセルになってしまった大会や合宿の鬱憤を晴らすかのようにコーチングを受け、現役選手とともにミニゲームに臨んだ。
質疑応答では「子どもの頃の夢」や「練習方法」、「プロになって楽しかったこと、辛かったこと」など、多くの参加者からの質問に対して丁寧に答え、子どもとともに保護者も現役選手の話に真剣に耳を傾けた。
『ROOTS.』のメンバーである武田英二郎は、「子どもたちもアドバイスにしっかり耳を傾けてくれて、チャレンジしてくれて。その姿を見ていて、このイベントを実施して良かったなと思いました」とコメント。
参加したチーム鶴見東FCの佐藤監督は、「コロナ禍により普段の活動から制限を受け、一大イベントの夏合宿は2年連続で中止。2020年度の県大会は前日に中止連絡が入るなど、涙した子どもたちにとってかけがえのない1日となりました。目の輝き、普段目立たない子も素晴らしいプレーを見せてくれたり、参加させて頂いた全ての子どもが普段以上の活躍を見せてくれました。ROOTS.の皆さま、本当にありがとうございます」と感謝を伝えている。
『ROOTS.』では今後も、オンラインだけでなく実際に子どもたちとサッカーができる場所を企画していく予定。
By サッカーキング編集部
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