南葛SCは3月1日、DF伊野波雅彦の加入を発表した [写真]=Getty Images
南葛SCは3月1日、元日本代表DF伊野波雅彦が同クラブへ加入することを発表した。
現在36歳の伊野波は阪南大学から2006年にFC東京へ入団した。同シーズンの開幕スタメンに抜擢された伊野波はプロ初年度から公式戦35試合に出場。2008年に鹿島アントラーズへ活躍の場を移すと、在籍3年半で公式戦105試合に出場し、2度の明治安田生命J1リーグ優勝を筆頭にタイトル獲得に貢献した。2011年夏にはハイドゥク・スプリト(クロアチア)へ移籍したものの、給与未払いを理由に半年で退団。その後、ヴィッセル神戸、ジュビロ磐田でのプレーを経て、2019年に横浜FCへ加入した。
昨シーズン限りで横浜FCを退団した伊野波は南葛SC加入に際し、クラブ公式サイトでコメントを残している。
「南葛SCに加入が決まりました伊野波雅彦です。まずは、このタイミングで契約を締結していただいたクラブに感謝を申し上げます。僕にとって、Jリーグ加盟を目指すクラブでプレーすることは新たな挑戦になります。葛飾という伝統ある街と協働し、クラブを作り上げていく、進めていく道筋に携われることに魅力を感じ、サッカー選手としてだけでなく、人間としての成長につながるのではないかと思い、契約書にサインしました」
「僕のような年代のサッカー選手では珍しいのかもしれませんが、クラブのオーナーである高橋陽一先生の名作漫画『キャプテン翼』シリーズを実は読んだことがありません。ただ、周囲から漫画のストーリーなどを聞き、主人公の大空翼が中学卒業と同時にブラジルに渡ったことに、とても共感を得ました。僕も中学時代に2度、短期のサッカー留学ではありますが渡伯したことが、プロを目指す大きなきっかけになったからです。まさか、このタイミングで接点を持つことになろうとは、少し不思議な感覚に陥ります」
「僕は過去を振り返るようなプロ生活を送りたくはありません。南葛SCに加入が決まった3月1日が未来への第一歩だと捉えています。契約したプロサッカー選手として責任を持ち、南葛SCをJFL、そしてJリーグへと導くべく、精進していこうと思います。ファン・サポーターの皆さん、スポンサー企業の皆さん、そして葛飾区の皆さん、ともに進んでいきましょう。よろしくお願いします!」
By サッカーキング編集部
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