1週間で3試合の過密日程を2勝1分で乗り越えたアルビレックス新潟シンガポール(アルビS)。今節はスタメンに変更があり、右サイドバックは高橋亮が3カ月ぶりにスタメン出場、センターバックにはゲームキャプテンを務めたDFリーダーの岸本駿朔と針谷奎人が入った。また、ワントップには李忠成、その後方には深代陸を起用。そして、進学のためにこのゲームを最後にクラブを離れるGK山本佳唯がゴールマウスを守った。
試合は21分、高橋からのくさびを受けた駒木秀人がマイナスのクロスを送ると、これを深代がシュート。一度はブロックされたボールを再び左足で狙うがGKに防がれ得点には至らない。25分にあh、相手CKからのロングカウンターで李がゴール前まで持ち出すと、こぼれ球を拾った深代がドリブルで前進。深い位置までカットインして狙ったクロスに高橋亮が反応し、得意の右足でシュートを放ったが、相手GKに防がれた。
すると、30分に一瞬の隙を突かれてしまう。敵陣で回していたボールをカットされると相手のワントップに縦パスが入る。これに対応しようとした岸本と針谷の間でターンされ、独走状態に。GK山本も前に出てコースを消そうとしたが、冷静に決められてリードを許す展開となった。
1点ビハインドで折り返したアルビSは、後半開始と共にジュンキ・ケン・ヨシムラに代えて小松慧を投入。49分、深代のドリブルからFKを獲得し、小川開世のボールにファーサイドの岸本が合わせるが、シュートは枠の外に外れてしまう。それでも50分、右サイドをドリブルで運ぶ駒木が相手の意表をつくグラウンダーのパスを送ると、フリーになっていた小松がコースを変えてゴール。途中出場の小松がいきなり結果を残し、同点に追いついた。
後半の早い時間に追いついたアルビSは53分、右サイドの深い位置から高橋がクロスを送り、ファーに深代が走り込むが相手のブロックに遭い、枠の外へ。その後は決定機を作れない時間が続き、85分に李と久乗聖亜を入れ替える。投入直後の86分、深代が左サイドでボールを持ったタイミングで久乗が2列目から裏へ飛び出し、クロスを入れるが、わずかにDFの戻りが早くゴールとはならなかった。
その後も攻め続けたアルビSだったが、あと1点が遠く、1-1で決着。アウェイの地で勝点1を分け合う結果となった。今節を受け、首位はキープしているものの、2位・セイラーズとの勝点差は「2」に。次節(7月16日)には、セイラーズとの首位攻防戦を迎える。
【日時】
2023年7月8日(土) 18:00キックオフ
【対戦相手】
ブルネイDPMM FC
【会場】
ジャランベサルスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:1
ブルネイDPMM FC: 1
■次節の予定
2023シンガポールプレミアリーグ MD21(ホーム)
2023年7月16日(日) 18:00キックオフ
VS ライオンシティセイラーズ FC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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