プロフットバッグプレイヤーの石田太志が、フットバッグ界の殿堂入りを果たした。
フットバッグとは、直径5センチほどのお手玉のようなバッグを、主に足を使用して蹴る、リフティングのようなスポーツで、特にフリースタイルは音楽に合わせてトリックを披露し、難易度や芸術性などを争う競技となっている。
石田は20年のキャリアを持つフットバッグの第一人者で、世界大会『World Footbag Championships』を2度制するなど、国内外で活躍している。
今回は約1カ月間の投票期間を経て、すでに殿堂入りしているメンバーから66%以上の得票を得て、殿堂入りを果たした。
フットバッグ界の殿堂は、1996年にジョン・スタルバーガー、セオドア・ハフ、ガーウィン・ブルースの3人が設立。フットバッグの普及に人生を捧げた人々を讃えることを目的とし、プレイヤーとしての功績だけでなく、フットバッグ界への貢献も評価ポイントとし、石田はアジア人初の殿堂入りとなった。
石田太志 コメント
「殿堂入りさせていただき、深く光栄に思っています。本当にありがとうございます。私は2003年にフットバッグを始めました。映像で観た海外の素晴らしい選手に憧れ、彼らと同じくらい上手になるという一心で熱心に練習を重ねました。アパレル業界で4年間働いていましたが、フットバッグへの情熱は決して消えることはありませんでした。決断には苦労しましたが、最終的にフットバッグを職業にすることが私にとって最大の幸福だと感じました。世界中の皆さんと一緒にプレーする楽しさを経験したからこそ、その喜びを知っていました」
「日本ではフットバッグの文化が広まっておらず、多くの人にとっては馴染みのないものでしたが、それを広めることで同じ志を持つ人々と出会えると信じていました。この道のりの中で、世界チャンピオンになるという夢を叶えることができ、そして今、殿堂入りという大きな喜びを感じています。フットバッグは本当に私の人生を変えました。技術的にはまだまだ改善の余地があり、フットバッグの普及も課題ですが、これからも全力を尽くして取り組んでいきたいと思います。改めて、この名誉に心から感謝いたします」
石田太志プロフィール
フットバッグの世界大会である「World Footbag Championships」にて2度優勝し、アジア人初の世界一に。そして「Footbag US Open Championships」でも初出場、初優勝を達成。また日本の全国大会でも優勝し、史上初の2カ国のチャンピオンにもなった。2021年にはギネス世界記録保持者にもなった。
世界一とアメリカチャンピオン、日本チャンピオンに輝いた日本を代表するフットバッグプレイヤー。
またアジア人で初めてフットバッグ界の殿堂入りも果たした。これは600万人いるプレイヤーの中で過去50年の間に82人のみ選出されている。
現在日本でただ一人のプロフットバッグプレイヤーとしてメディア出演やパフォーマンス活動、講演等も精力的に行っている。「めざましテレビ」や「ZIP!」「NEWS ZERO」「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」にも出演した。
またフットバッグを使用したサッカースキルアッププログラムや他のスポーツでへの体幹や股関節トレーニングも各地で行っている。
By サッカーキング編集部
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