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サッカーを通じて『もっといい未来』を。すべての人々がスポーツを楽しめる将来へ楽天が取り組むこと

2024.06.28

[写真]=野口岳彦

 楽天グループ株式会社は、2024年6月16日に国立競技場で開催された明治安田J1リーグ第18節のヴィッセル神戸vs川崎フロンターレを冠協賛。『Rakuten SUPER MATCH』と題し、『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』をテーマに、『Green for Future』と『Sports for Everyone』という2つの活動指針に基づいた、持続可能な社会と、すべての人がスポーツを楽しめる世界の実現に向けた様々なアクティベーションを、会場にて展開した。

 国立競技場の外周および1階コンコースには様々なブースが設置され、ごみの分別やブースでの体験などをした来場者に対して『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』特別仕様の選手カードがプレゼントされた。


 外周と1階コンコースに1カ所ずつ設置された『My Better Future Card Booth』では、「いい未来」に必要だと思うキーワードを選択すると、そのキーワードに合う画像を背景に写真を撮影できる企画が展開された。撮影した写真はデータとしてスマートフォンにダウンロードでき、持続可能な世界やすべての人々がスポーツを楽しむ未来について考えるきっかけを与えた。

配布されたカードの一部 [写真]=野口岳彦

ブースで撮影するサポーター [写真]=野口岳彦

 夫の影響で神戸サポーターになったという女性は「サポーターになってから楽しみが増えましたし、神戸の応援が生活の一部になり、潤いを与えてくれるようになった」とコメント。その友人で神戸在住だという女性は「地元の街を大切にしてくれて戦ってくれるチームが本当に誇らしい」と、神戸の試合を楽しめる日々への満足感を語ってくれた。

 外周の『Sports Challenge Booth』では、大画面に神戸や東北楽天ゴールデンイーグルス、台湾プロ野球の楽天モンキーズの選手が登場し、GKとPKで対戦したり、ボールを投げてバッターから空振りを狙ったり、投手が投げるボールを打ったりできるゲームが提供された。

前川黛也と対戦! [写真]=野口岳彦

 大人から子どもまで幅広い年齢層が気軽にスポーツを楽しむことができるこのブースは大人気。栃木県から来たというファミリーに話を聞くと、2人のお子さんは普段はサッカーをしているそうで、「野球は初めてやったけど高いスコアを出すことができた」「難しかったけど楽しかった」と笑顔で語ってくれた。ご両親も「いつまでもスポーツが好きでいてくれたらうれしいですね」と子どもたちの健やかな成長を願っていた。

[写真]=野口岳彦

『Bottle Cap Exchange Box』にはペットボトルキャップの回収ボックスが設置された。回収したペットボトルキャップの売却益は、世界の子どもたちにワクチンを提供するための資金として活用される。

 また、会場内外の一部飲食売店では、竹の箸や白樺の間伐材から作られたスプーン、フォーク、リサイクルペットボトルのカップといった環境に配慮した素材を用いたカトラリーが導入され、それらをブースのスタッフに渡すこともカード配布の対象となった。

スタグルのカトラリーにもメッセージが [写真]=野口岳彦

 ごみ箱エリアには環境に関する豆知識が印刷されたパネルが設置され、またオンラインでは来場していない方も参加できるオンラインクイズも実施されて、環境について考えたり、日頃の行動を意識したりするきっかけとなった。

 そして、場内1階コンコースには、楽天グループに関連する様々な競技のアスリートが、人々や社会にとって「もっといい未来」の実現のために、いまスポーツにできることを語る『Athlete Message Board』が設置された。大迫勇也の「今スポーツができている環境に感謝しつつ、僕も小さなことから何かアクションしていきたいです」、前川黛也の「それぞれの個性を活かせるスポーツの未来をつくりたいです」という言葉を始め、様々な選手からのメッセージが掲出され、その下側には選手へのメッセージを自由に記入できるとあって、多くのファンでにぎわっていた。

[写真]=野口岳彦

 また、この日の試合前には神戸のエバンジェリストの槙野智章氏、Jリーグ執行委員(サステナビリティ領域担当)の辻井隆行氏、楽天グループ株式会社ブランドパートナーシップアクティベーション部ヴァイスジェネラルマネージャーの長田希望氏によるトークセッションも開催。

 長田氏からは、楽天グループと神戸の協働により、神戸のホームゲームにおける資源の調達から廃棄までの循環を可視化して評価する『サーキュラリティ評価』についての紹介がなされ、辻井氏は「かなり先進的なことをしている印象」と評価し、次のような感想も語った。

トークセッションに登壇した辻井氏、槙野氏、長田氏(左から) [写真]=野口岳彦

「すべてが可視化されているのは今までになかった。まだまだ改善点はあるということだが、日本人は100%を求めすぎる傾向がある。できていないことも含めて可視化し、みんなで眺めながら、どうすべきかを考えていくという順番のほうが前に進めると思う」

 この『サーキュラリティ評価』は、2023シーズンの神戸のホームゲーム3試合で実施されたもので、川崎F戦での『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』をテーマにしたアクティベーションも、その評価を受けてのもの。

[写真]=野口岳彦

「普段からごみの分別やリサイクルについて意識している」という槙野氏は「こういった取り組みは素晴らしいと思いますし、ファン・サポーターの皆さんも参加することでカードがもらえる。試合の中でこういった企画をすることで、より意識が高まると思います」と語った。

 また、槙野氏はドイツのケルンに在籍していた頃、街を流れるライン川の清掃活動に選手たちが参加したというエピソードを紹介。「日本でもそういった活動をしているクラブはありますが、海外に比べて少し足りない印象があります。いろいろなクラブが新しいことにチャレンジして動く必要があると思います」と提言した。

槙野智章

トークセッションで配布カードをアピールした槙野氏 [写真]=野口岳彦

 上述したように、会場内には楽天グループのアスリートからのメッセージが掲出された。より良い未来に向けてのメッセージを求められた槙野氏は「環境のことをもう一度、皆さんに知っていただくことも大切だと思います。サッカーの試合を楽しんでほしいのはもちろんですが、もっと試合を見に行きたいと思える環境、大人から子どもまで楽しんでいただけるような環境を整備することを考える必要があると思います」と語った。

『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』というテーマについて考えるきっかけを作った今回の神戸vs川崎Fの一戦。来場した多くの方が、スポーツとともにあるより良い未来に思いをはせたことだろう。

取材・文=池田敏明

■『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』について

 楽天は、スポーツをきっかけに、多くの方の「もっといい未来」を創っていくことを目的に、「スポーツ
とともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」をテーマにした活動を行っています。ダイバーシティ、公平性、インクルージョンを意識し、スポーツに関わる様々な局面でスポーツを誰もが自分らしく楽しめる環境を創り出す「Sports for Everyone」と、気候変動対策や資源の好循環を実現し、これからもスポーツを楽しめる豊かな環境を生み出すことを目指す「Green for Future」という2つの指針につながる活動を行っています。

『スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER』公式サイト

■「SUPER SUMMER SERIES 2024」概要

公式サイト
・内容:
「スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」をテーマに行う活動の一環として、様々なアクティベーションを実施
・対象試合:
◇「Rakuten SUPER MATCH」
日程:2024年6月16日(日)
会場:国立競技場
対戦カード:明治安田J1リーグ第18節ヴィッセル神戸vs川崎フロンターレ

◇「Rakuten SUPER GAME」
日程:2024年7月5日(金)
会場:台湾・樂天桃園棒球場
対戦カード:楽天モンキーズvs富邦ガーディアンズ

◇「楽天スーパーナイター」
日程:2024年8月1日(木)
会場:東京ドーム
対戦カード:楽天イーグルスvs福岡ソフトバンク

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