ベテランの背中を超えて、鹿島MF土居聖真「オレら世代が引っ張っていく気持ちで」

土居聖真

鹿島の若手急先鋒・土居聖真[写真]=Masashi Hara/Getty Images

 Jリーグは21日、「2014 Jリーグ キックオフカンファレンス」を都内で行い、J1とJ2、J3の全52クラブの監督と代表選手が一堂に会した。

 昨シーズン5位でフィニッシュした鹿島は、長らく世代交代の必要性が叫ばれてきた。常勝軍団としてタイトルを総なめにしていた時代を知る小笠原満男、本山雅志らに代わる新世代が台頭しつつある中で、大きく期待されるのがMF土居聖真(21歳)だ。昨シーズンは15試合出場で2得点。さらなる飛躍を期す今シーズンへの意気込みは力強い。
  
「先輩たちを手本にしながらも、ただ手本にするだけじゃなくて、自分たち世代の良さというものを出していかなければならないと思っています。ベテランも若手も関係なく、全員がライバルだという気持ちです。先輩たちに頼りすぎず、オレたちはこれくらいできるんだぞ、というものを示したい。むしろオレらが鹿島というクラブを引っ張っていく、くらいの気持ちでやっていきます。意識の部分はもちろん、プレーの面でもそういう気持ちを示さなければなりません。一日一日を過ごすごとに、そういう思いがどんどん強くなってきています」
   
 Jリーグ開幕を大きくプロモーションする意味合いのあるキックオフカンファレンスには、監督と共にチームの顔とも言える選手1人が登壇するのが通例。小笠原のような対外的に認知度の高いベテランではなく、あえて土居を選んだのも「クラブとしてのメッセージがある」とチーム関係者。
 
 既に主力として定着しているMF柴崎岳をはじめ、土居やDF昌子源ら新世代の存在感がさらに増したとき、常勝軍団の新たな歴史が始まる。
 

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