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【J1第3節展望&予想スタメン】広島vs浦和 フォーメーションが噛み合う両者の策は?

2014.03.14

古巣との一戦に臨む柏木、西川、森脇(左から) [写真]=Getty Images

サンフレッチェ広島 超長距離移動の影響

 往復移動距離約1万4000キロ。第2節の川崎戦終了直後、リカバリーもできずにオーストラリアへと出発する超過密日程(中2日)で行われたACL・対セントラルコースト戦は、広島としては考えられないミスが続いて1-2と逆転負け。敗因が疲労にあることは明白だ。


 敗戦の翌朝早くにオーストラリアを出発し、広島に着いたのはその日の夜。佐藤寿人山岸智森崎和幸、ミキッチの4選手は負傷などのコンディションを考慮され帯同しなかったが、3バックと青山敏弘石原直樹はフル出場。2月22日のゼロックス・スーパーカップから浦和戦まで、22日間で6試合。平均中3日のペースに加え超長距離移動も加わった選手たちの疲労は、周囲の想像を越えて蓄積している。居残り組もけがを抱えており、現在公式戦4連敗中の強敵・浦和に対するには、コンディションに問題を抱えすぎている。

 ただ、好材料もある。ホームでは昨年の新潟戦からリーグ戦6連勝中。前線のコンビネーションを封じられても、公式戦3試合連続得点中の塩谷司がオーバーラップ、均衡状態を打開できる。腰痛を抱えつつもミキッチの状態は悪くなく、左の山岸と共に決定機を量産。負傷も回復しACLで移籍後初出場を果たした柏好文も、浦和に脅威を与えそうだ。

 いずれにしても、広島の鍵を握るのは選手の回復と、サイドでの攻防にある。過去は先手をとられたサイドで主導権を奪えれば、中央にスペースもできる。その時こそ、勝機だ。(紫熊倶楽部 中野和也)

広島予想スタメン
3-4-2-1
GK
1 林卓人
DF
33 塩谷司
5 千葉和彦
4 水本裕貴
MF
14 ミキッチ
6 青山敏弘
8 森崎和幸
16 山岸智
9 石原直樹
10 高萩洋次郎
FW
11 佐藤寿人

浦和レッズ 得意な相手に勝ち点3を

 浦和は鳥栖に0-1で敗れ、ホーム開幕戦を落とした。ただ、内容的にはそこまで悲観するものではなかった。堅い守りを見せる鳥栖を攻めあぐねるシーンはあったが、工夫を凝らして崩す場面もあり、何度か決定機を作れていた。また、昨年の反省点だったリードされた後の試合運びでも、無謀な攻撃を仕掛けることなく、しっかりとリスクマネジメントしながら戦えていたのは成長の証と言えるだろう。

 広島との相性は悪くない。ペトロヴィッチ体制での初顔合わせとなった2012年の開幕戦こそ敗れたが、その後はナビスコカップを含めて4連勝中。「広島はマンツーマンにされると苦手なところがある」と西川周作が振り返ったように、とりわけ昨季は広島の攻撃陣をきっちりとマークして白星をつかみ、選手たちも広島封じに自信を深めた。

 しかし、広島もここまで負けが続いていると、過去の分析から何らかの秘策を練ってくる可能性はある。フォーメーションが噛み合う中、どういう出方をしてくるのか気になるところだ。

 広島戦に向け、けがで戦線離脱していた那須大亮が今週の練習で復帰したのは朗報だ。一方、原口元気が11日の紅白戦で選手と交錯して左ひざを痛め、翌日の練習で別調整となったことで不安が走ったが、13日の練習には合流。本人は「大丈夫です」とプレーに問題はないとしている。(神谷正明)

浦和予想スタメン
3-4-2-1
GK
21 西川周作
DF
46 森脇良太
4 那須大亮
5 槙野智章
MF
14 平川忠亮
13 鈴木啓太
22 阿部勇樹
3 宇賀神友弥
8 柏木陽介
9 原口元気
FW
30 興梠慎三

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