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【J1第6節展望&予想スタメン】甲府vs清水 相性面で清水優位、リーグ戦で甲府に負けなし

2014.04.04

公式戦4試合連続得点中の長沢 [写真]=Getty Images

ヴァンフォーレ甲府 セットプレー時の守備に課題

 過去の結果を見れば、甲府清水に対して圧倒的に分が悪い。リーグ戦の通算成績は1分7敗――。2得点、17失点という惨憺たるものだ。昨年の2試合も甲府にとっては「勝ち点6を取れたかもしれない」(城福浩監督)という互角の内容だったが、結果は2連敗。清水は“甲府が2013シーズンのリーグ戦で勝ち点を全く取れなかった唯一のクラブ”だ。


 とはいえ今季の甲府は“降格圏内”という大多数の予想を覆すスタートを切っている。ナビスコ杯を含めた直近の公式戦6試合は2勝4分と無敗だ。

 “点を取られないけれど、取れない”という傾向は昨季から続いており、第2節のFC東京戦以降の6試合は1-0、1-1、0-0とすべてロースコアゲーム。堅守はプラス材料だし、新外国人クリスティアーノを中心とした連携にもいい兆候はあるが、2点以上を取って勝ち切れていないところはマイナス材料だ。

 甲府が今季の公式戦で喫した失点は「8」。そのうち「7」がセットプレー絡みだ。2日のナビスコ杯柏戦は「すごく集中していた」(山本英臣)という最初のセットプレーで失点してしまった。意識し過ぎたことで選手の位置取りがゴールラインに寄り過ぎ、セカンドボールからフリーでシュートを打たれてしまったからだ。とはいえ、流れの中では1失点という守備は極めて堅く、逆に言えばセットプレーの守備を修正さえできれば、不調の清水を相手に“歴史的初勝利”を挙げることも可能だろう。(大島和人)

甲府予想スタメン
3-4-2-1
GK
1 荻晃太
DF
26 青山直晃
4 山本英臣
6 佐々木翔
MF
2 福田健介
8 新井涼平
5 マルキーニョス・パラナ
27 阿部翔平
11 ジウシーニョ
10 クリスティアーノ
FW
19 盛田剛平

清水エスパルス 甲府との相性は抜群、リーグ戦負けなしを維持

 直近のナビスコ杯で決勝ゴールを決めた長沢駿は現在公式戦4試合連続ゴール中。また、そのゴールも191cmの身長を武器にした頭だけでなく、右足、利き足でない左足とバランスよく決めており、勢いは本物だ。チームとしても、ここ最近は長沢のゴールで先制しながら勝てない試合が続いていたが、ナビスコ杯G大阪戦は耐えて無失点試合に。ヤコヴィッチなど、新しいディフェンスラインはアフシン・ゴトビ監督の期待に応えた。このように、公式戦3試合ぶりの勝利は清水にとって価値のあるものになった。
ただ、勝てたとはいえ、内容は完全に支配されていた。後半は相手のシュート数が11本に対して、清水は1本。後半、体力が落ちてからの時間帯には不安要素が残ったままだ。交代策もこれまで効果的な場面は少なく、終盤の試合展開が勝負を分ける可能性もある。

 それでも、甲府との相性は抜群。これまでリーグ戦7勝1分と無敗である。失点も、前回対戦時のパトリックのゴールと、2011年のパウリーニョに決められたゴールの2つのみ。清水にとってまさに“お得意様”と言っていいだろう。

 清水としては今季、公式戦の連勝はなく、勝利したあとの勢いをなかなか生かせないもどかしさがある。その悪い流れを、今季初の連勝で吹き飛ばしたいところだ。磐田の降格で、ダービはこの“富士山ダービー”のみとなったが、4月のリーグ戦最初の試合は熱い試合になるはずだ。(田中芳樹)

清水予想スタメン
4-2-3-1
GK
1 櫛引政敏
DF
19 ヤコヴィッチ
3 平岡康裕
4 カルフィン・ヨン・ア・ピン
28 吉田豊
MF
20 竹内涼
16 六平光成
17 河井陽介
18 ノヴァコヴィッチ
10 大前元紀
FW
9 長沢駿

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