日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督は12日、ブラジル・ワールドカップに臨む代表メンバー23名を発表した。
代表メンバー落選となったアルビレックス新潟のFW川又堅碁が13日、記者の取材に応じて、以下のようにコメントしている。
「代表発表の会見は、自宅で見ていました。入るとは思っていなかったので、『これで騒がれることもなくなるな』と思いました(笑)4年後、サプライズとかじゃなく、入りたいと思いました。次の大会は、絶対に出たい」
「今回、いろいろ注目されたのは嬉しかったけれど、そのレベルに達していないことは自分でも分かっていたし、早すぎました。次は誰にも文句を言われないような形で選ばれたいと思ったし、そのためには必死で頑張らないといけないとも思いました」
「代表発表があって、すっきりしました。自分は不器用だから、すべてをうまくこなすというのは得意じゃない。一つのことしかできないし、今できることは次の名古屋グランパス戦に勝つことだけです」
「今回、注目されたことは嬉しいです。注目されない人もいるし、そこは自覚していますが、自分の中で何か引っかかっていた。今の結果は、今の実力だと思っています」
「それでも代表合宿に一度、呼んでもらえたことはプラスになっています。今まで見えていなかった世界が見えたし、代表候補の一人一人にオーラがあって、上に行きたいという強い気持ちを持っている。そういうのを感じて、自分も代表に入りたいと思ったことは確かです。ただ、今は代表に選ばれた選手に、ブラジルで頑張ってほしいという気持ちです」
「ここから追いつき、追い越せるようにという熱いものもこみ上げてきた。試合もですが、一日、一日を大事にできない選手が、結果を残せるはずがない。4、5年前の自分を振り返って、そこから毎日、W杯に出たいという気持ちを持ってサッカーをやってきたかというと、9割以上でそんなことはない。それでは代表に選ばれるはずがないです。そういうことも、今回感じられました」
「明確な目標ができましたが、先のことばかりではなく、あくまで目の前の積み重ねです。代表のためにゴールを決めるわけじゃなくて、アルビレックス新潟のためにゴールを決めるので」
「(発表直前の対戦相手、柏レイソルには新潟で同期だった鈴木大輔がいるが)試合翌日のオフに会って、代表の話にもなりましたが、何を話したかはここでは言いません(笑)ただ、大輔は4年後をしっかり見ているし、やはりいいライバルです。4年後、一緒に行きたいですね」