【J1第22節予想スタメン C大阪vs神戸】リーグ戦10試合勝ち星なしで降格圏に低迷するC大阪…“阪神ダービー”で浮上のきっかけをつかめるか

リーグ戦10試合勝ち星なしと苦しい戦いが続くC大阪 [写真]=Getty Images

■セレッソ大阪 好相性を誇る神戸との一戦を制し、降格圏脱出を狙う

 マルコ・ペッツァイオリ監督での新体制となって、リーグ戦再開後の2カ月間、4分4敗と白星が遠い。それでも、この8月最後の一戦、神戸との“阪神ダービー”を機に流れを一気に好転させて、J2降格圏から抜け出したいところだ。

 そのために必要なのは、ゴール。スコアレスドローに終わった前節の広島戦をはじめ、新体制での8試合で実に5試合が無得点と、決定力不足は深刻だ。しかしながら、前々節の川崎戦では南野拓実の今季J初得点やディエゴ・フォルランの9戦ぶりのゴールが生まれ、前節には新加入FWカカウが上々のJデビューを果たすなど、今後へ期待を抱かせる要素は増えてきている。また、神戸とは2年前にもJ1残留争いで顔を合わせ、退場者を出しながらも、2点差を跳ね返して逆転勝利。そこからチーム状況は上向きとなった。そして、今季の対戦でもフォルランが2得点しているだけに、それらの再現に期待がかかる。

 ただし、2012年のJ1残留の立役者だった枝村匠馬とシンプリシオは神戸の一員に。それでも、スーパーサブとしての活躍も著しい吉野峻光や、前節の出場停止から復帰する南野をはじめ、リーグ戦総得点2位の神戸に負けないだけのタレントは揃っている。ホーム長居での神戸戦は6勝3敗と勝ち越し。相性の良さを生かし、今こそリーグ戦11試合ぶりの勝利を狙う。(totoONE編集部)

■C大阪予想スタメン
4-2-3-1
GK
キム・ジンヒョン
DF
安藤淳
藤本康太
山下達也
丸橋祐介
MF
長谷川アーリアジャスール
扇原貴宏
平野甲斐
カカウ
南野拓実
FW
ディエゴ・フォルラン

■ヴィッセル神戸 強力アタッカー陣を擁するC大阪を抑えられるか

 ペドロ・ジュニオールの5試合ぶりとなるゴールや岩波拓也のJ1初得点で、前節は仙台に逆転勝利。安達亮監督の采配もさえて、6位に浮上している。

 今節はC大阪との“阪神ダービー”。リーグ戦での対戦成績は10勝3分け10敗と五分だが、天皇杯を含めて最近の公式戦3試合では1分2敗と苦戦。特に2012年の第27節では前半に2点を奪い、その後に数的優位に立ちながら、逆転負けを喫した苦い想い出がある。しかも、その試合をきっかけにJ2降格という屈辱も味わっただけに、上位戦線を突き進むためにも白星をもぎ取り、3月以来となるリーグ戦連勝を達成したいものだ。

 そのなかで、心強い存在なのが“神戸キラー”として昨年までの2シーズン、脅威の存在だったシンプリシオと枝村匠馬の元C大阪コンビ。彼らが同じピッチに立つと今季序盤戦のような魅力的な攻撃を繰り出せているだけに、初の古巣対決となる両選手の活躍には期待がかかる。

 また、サイドバックが負傷者続出のなか、前節は代わりに入った大屋翼が素晴らしいパフォーマンスを披露。彼のサイドでの仕事ぶりに注目したい。

 前回のC大阪戦ではフォルランに2得点を許したが、カカウや南野拓実らも含めた相手攻撃陣に対して、山本海人、増川隆洋、岩波らがどのように抑えるかも見どころの一つ。前節のような守備の踏ん張りがなければ、タイトルは狙えない。(totoONE編集部)

■神戸予想スタメン
4-2-3-1
GK
山本海人
DF
大屋翼
岩波拓也
増川隆洋
橋本英郎
MF
シンプリシオ
チョン・ウヨン
ペドロ・ジュニオール
森岡亮太
枝村匠馬
FW
マルキーニョス

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