FC東京はFW武藤が不発に終わり、MF森岡を中心とする神戸と引き分け

 J1第23節が13日に行われ、FC東京とヴィッセル神戸が対戦した。

 FC東京は、9日に行われたキリンチャレンジカップ2014のベネズエラ戦で日本代表初ゴールを決めたFW武藤嘉紀と同代表DF森重真人が先発出場。一方でヴィッセル神戸は、5日に行われた同カップのウルグアイ戦で代表デビューを果たしたMF森岡亮太もスタメンで出場した。

 試合は前半、勢いがあった神戸に何度かチャンスがありシュート4本を放つも、得点を奪うことはできなかった。一方で、FC東京はセカンドボールを拾えないシーンが多くボールキープがでいない時間が続いた。結局シュートを全く打つことができず、スコアレスで前半を折り返した。

 後半に入ると神戸は、開始早々の48分にシンプリシオが右サイドからのクロスをヘッドで合わせるが、クロースバーに直撃。62分には森岡亮太がペナルティエリア前のゴール正面から左足で低めのミドルシュートを放つもFC東京GK権田修一がはじき出しゴールとはならなかった。一方で、FC東京も63分エドゥーが左足のミドルシュート、64分に米本拓司もミドルを放つが得点には至らなかった。

 両チームのカウンターが相次ぐ中、68分、FC東京はカウンターから、武藤が左サイドを駆け上がりペナルティエリア内に侵入すると、中央に折り返す。フリーでボールを受けたエドゥーがシュートを放つと、神戸DF増川隆洋の手に当たりハンドの判定でPKを獲得。70分にエドゥーがPKをゴール右隅に決めて先制に成功した。

 しかし、直後の71分に右サイドのCKから、PKを献上した増川がヘッドで合わせると、ゴール手前にいたマルキーニョスが触りネットを揺らし、神戸がすぐさま同点に追いついた。

 その後神戸は、森岡を中心に攻撃を組み立てるも実らず、FC東京も武藤にボールを集めるがゴールまでが遠い。アディショナルタイムの93分に武藤がドルブルを仕掛けると、神戸DFはペナルティエリアへの侵入をファールで阻止。ゴール正面のFKを太田宏介が蹴るも、枠を外れて試合終了。1-1の引き分けで終わった。

 FC東京は次節、20日にアウェイで川崎フロンターレと対戦。神戸は同日、ホームで清水エスパルスと対戦する。

【スコア】
FC東京 1-1 神戸

【得点者】
1-0 70分 エドゥー(FC東京)
1-1 71分 マルキーニョス(神戸)

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