【J1第27節予想スタメン 神戸vs名古屋】シーズン後半戦で失速気味の神戸、13試合勝ち星なしの“苦手”名古屋撃破なるか

リーグ戦第26節終了時点で、神戸は勝ち点40で7位に位置 [写真]=Getty Images

■ヴィッセル神戸 前節は新システムが機能、上位進出に向けて勝ち点3獲得は絶対条件

 9月のリーグ戦は1勝2分1敗。前節の広島戦も、マルキーニョスのゴールで先手を取りながら終了間際に失点し、目前で勝利を逃した。首位浦和との勝ち点差は1ポイントつめたものの、それでも残り8試合で同13差となっており、悲願のリーグタイトル獲得は相当厳しい状況だ。また、3位川崎とも同8差で、初のACL出場に向けても、ここからはとにかく勝っていくしかない。

 アウェーでの2連戦で白星をつかめなかったが、得意のホーム、ノエビアスタジアム神戸に戻ってきた今節は、3試合ぶりの勝利を得て息を吹き返したいものだ。ただし、今節の対戦相手は直近13試合勝てていない“難敵”名古屋。今季最初の対戦となった第4節でも、終盤にカウンターで失点して苦杯をなめただけに、そのリベンジを期したいところ。

 そのなかで前節、久々の先発出場となった相馬崇人と小川慶治朗が、攻撃の幅を広げる活躍を見せてくれたのは頼もしい。また、広島戦では4−3−3のフォーメーションが機能し、チームに様々なオプションがあることを示せた。今回、2度の非公開練習で調整したことも含め、チームがどのような戦術で勝ちにくるのか、非常に楽しみなところだ。

 前回に引き続き、司令塔の森岡亮太がハビエル・アギーレ監督率いる日本代表に選ばれたという明るい話題もあっただけに、ここで鬼門を突破し、気持ちよく中断期間を迎えたい。(totoONE編集部)

■神戸予想スタメン
4-3-3
GK
山本海人
DF
高橋峻希
北本久仁衛
増川隆洋
相馬崇人
MF
シンプリシオ
森岡亮太
チョン・ウヨン
FW
ペドロ・ジュニオール
マルキーニョス
小川慶治朗

■名古屋グランパス レアンドロ・ドミンゲス不在による攻撃力の低下が懸念材料

 前節の新潟戦は僅差で落とし、リーグ戦の無敗記録が6、連勝が3でストップしてしまった。翻って、勢いが止まった傷口を最小限にとどめたい一戦だ。

 ただし、今節はレアンドロ・ドミンゲスが出場停止。チームの強みである鋭いカウンターにつなげてきた攻撃の軸を欠くこととなる。また、GK楢崎正剛も負傷を抱えており、別メニューが続く。アグレッシブかつ粘り強い全員守備は安定しており、後者は様子を見ながらの調整であるが、メンバーの固定が好調を支えてきた一つの要因。仮に攻守の要人を一気に欠けば、ダメージは避けられない。

 レアンドロ・ドミンゲス不在を受け、西野朗監督は松田力を4-4-2のFWに抜擢。同選手のゴールに向かう積極性を評価している。サイドハーフでの起用も多い背番号17にとっては待望の本職ポジションであり、FWで途中出場した新潟戦でも強烈なミドルシュートを2本放った(うち一つはバーを直撃)。確定事項ではないが、調子をグングン上げている中で相対する神戸は、松田がプロ初ゴールを奪った相手と、プラス要素が揃う。

 指揮官は神戸の持つ“ポゼッションの力”に最大級の警戒を示しており、「僕のいた頃とはガラッと変わりましたからね」と話す。自身が2012年に在籍した古巣相手にどう対応していくかは見ものだ。(totoONE編集部)

■名古屋予想スタメン
4-4-2
GK
楢崎正剛
DF
矢野貴章
牟田雄祐
田中マルクス闘莉王
本多勇喜
MF
矢田旭
ダニルソン
田口泰士
永井謙佑
FW
松田力
川又堅碁

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