Jリーグ最終節が6日に各地で行われた。
初昇格の2005年から続くJ1残留を狙う16位の大宮アルディージャは、降格が決まっているセレッソ大阪をホームに迎えての対戦。大宮は勝利が絶対条件で、15位清水エスパルスとは得失点差と総得点が同じため、勝利して清水が敗れた場合のみ、逆転での残留となる。
なんとしても勝利が欲しい大宮は21分、右サイドでズラタンが抜け出し、エリア内右から中央へマイナスの折り返しを入れると、金澤慎が合わせてゴール。大宮が先制に成功し、1点リードで前半を折り返した。
後半の50分、高い位置でボールを奪った大宮は、そこから2本のパスでエリア内左に抜け出したドラガン・ムルジャが左足を振り抜き、シュートを決めて追加点。この2得点で大宮がC大阪に2-0で勝利し残留に望みをつないだ。
一方、1993年のJリーグ開幕から参加し降格経験のない清水は、ホームに13位のヴァンフォーレ甲府を迎えての対戦。残留争いをしている大宮には勝ち点3差をつけているため、引き分け以上で残留が決定。試合は、清水と甲府ともに得点を挙げることができず、スコアレスドローに終わった。
この結果、大宮が勝利し勝ち点を35に伸ばすも、清水が引き分けで終わり勝ち点が36に。大宮は、15位に浮上することができず、初のJ2降格が決定した。
【スコア】
大宮アルディージャ 2-0 セレッソ大阪
【得点者】
1-0 21分 金澤慎(大宮)
2-0 50分 ドラガン・ムルジャ(大宮)
【スコア】
清水エスパルス 0-0 ヴァンフォーレ甲府