ジュビロ磐田は7日、ベガルタ仙台のMF太田吉彰が完全移籍で加入することを発表した。
現在31歳の太田は、磐田の下部組織出身。2002年からトップチームの一員としてプレーしていたが、2010年にベガルタ仙台へ移籍した。すると徐々に出場機会を増やし、2012シーズンからの3シーズンは、J1の全試合に出場する存在感。2014シーズンはJ1残留のかかった試合で先制点を決めるなど、チームに貢献していた。
復帰となる磐田に対して太田は、「今年からジュビロ磐田でプレーすることになりました。もう一度このクラブのユニフォームでプレーできることに最高の喜びを感じています。ジュビロ磐田のJ1昇格の為に全力で戦いますので、応援よろしくお願いいたします」と、意気込みを語った。
また、5シーズンに渡りプレーした仙台に向けては、「ジュビロ磐田に移籍することになりました。ベガルタ仙台の一員になれて本当に良かったです。皆さんと共に戦ってこられたことは一生忘れません。サポーターの皆さんには良い時も悪い時でも大きな声援をいただき感謝しています。あのユアテックスタジアム仙台での皆さんの声援は絶対に忘れません」と、クラブへの思いをコメント。
「ジュビロ磐田をJ1にあげて、もう一度元気にプレーする姿を皆さんに見せられるように頑張ります。その時はまた今まで通り気軽に声をかけてください。ベガルタ仙台で積んだ経験は自分にとって掛け替えのないものとなりました。チームは変わりますが、これからも東北、宮城の復興のために自分が出来ることをやっていけたらと思います。5年間本当にありがとうございました」と、東日本大震災での被災者の存在も気にかけながら、新天地での活躍を誓った。