17日、『阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ』がノエビアスタジアム神戸で開催。永島昭浩氏率いるKOBE DREAMSが、三浦知良(横浜FC)の2ゴールなどで、岡田武史氏率いるJAPAN STARSに3-2で勝利した。
2得点で2種類のカズダンスを披露した三浦は、「1回目は2010年代の最近よくやってるカズダンスで、2回目は20代の頃、ヴェルディ(川崎/現・東京ヴェルディ)時代にやってたカズダンスです。2回もやったのは初めてかもしれないですね。みんなが盛り上げてくれたし、久しぶりに神戸のこのスタジアムでプレーして、ゴールを取れたらいいなと思っていたので、いいゴ-ルができてよかったです」と、試合を振り返った。
震災が発生した1995年1月17日、当時セリエAのジェノアに所属していた三浦は、テレビで震災のこと知ったという。
「イタリアでテレビを見て知ったんですけど、あの映像を見てショックを受けたのは覚えてますね。20年前の今日というのは本当につらい出来事だったと思うんですけど、今日こうしてみんなでサッカーをやって、あれだけ多くのお客さんが集まって、忘れてはいけないことをみんなで思い起こしながら、サッカーを通してみんなで喜び合えて、とてもいい一日になったんではないかと思います」
チャリティーマッチで得点を取ることについては、「僕はサッカーしかしてこなかったですし、サッカーしかできないんですけど、こうやって今日という日に集まって、こういう風に復興支援に繋がっていくって、みんなが協力してできたことだと思います。自分はグラウンドでプレーして、みんなが喜んでくれたならそれがメッセージになると思うし、それが自分にできること。どの試合でも僕は『サッカーを楽しもう』という意欲の中で全力を尽くそうと思ってますので、その結果今日はたまたまゴールしましたけど、いい結果が出てみんなが喜んでくれたらいいなと思っていました」と語った。
なお、三浦は18日にヤマハスタジアムで開催される『奥大介追悼試合~Daisuke OKU MEMORIAL MATCH~』にも参加する予定となっている。