得点を喜ぶズラタン(左)と槙野(右) [写真]=瀬藤尚美
2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第5節が12日に行われ、川崎フロンターレと浦和レッズが対戦した。
前節のアルビレックス新潟戦と、8日に行われたヤマザキナビスコカップ予選リーグ第3節の清水エスパルス戦で勝利を挙げ、徐々に調子を上げつつある川崎。一方の浦和は、リーグ戦では首位に立つものの、AFCチャンピオンズリーグの北京国安戦では引き分けに終わってしまい、いまいち波に乗れていない。上位争いをする両チームにとって勝ち点3が欲しい試合となった。
最初にチャンスを作ったのは、ホームの川崎フロンターレだった。21分、中盤から中村憲剛が浮き球のパスを送ると、ペナルティエリア内でボールを受けた森谷賢太郎が右足シュート。しかし、シュートはゴール右に外れてしまった。
一方の浦和は、32分に右サイドのCKを獲得。キッカーの高木俊幸がクロスボールを入れると、槙野智章が頭で合わせたが、ここは枠を捉えきれなかった。
すると35分、川崎フロンターレが決定機を作る。左サイドを車屋紳太郎が突破。ペナルティエリア深くまで持ち込むと、マイナスの折り返しを森谷賢太郎が右足で合わせてゴール。ホームの川崎が先制に成功した。このまま1-0で前半を折り返す。
後半の立ち上がり、浦和にチャンスが訪れる。53分、左サイド深くまで持ち込んだ高木がゴール前にクロスを送ると、ズラタンがヘディングシュート。しかし、ここはゴールの上に外れてしまった。
得点が欲しい浦和は74分、途中出場の武藤雄樹がゴール前で倒されてFKを獲得する。キッカーの槙野が右足で狙ったが、ここも枠を捉えることは出来なかった。
続く89分、浦和が右サイドでFKを獲得すると、柏木陽介が上げたクロスボールをニアに飛び込んだズラタンが頭で合わせ、1-1の同点に追いついた。
このまま試合は終了し、1-1の引き分けに終わった。浦和はFC東京に勝ち点で並ばれたが、得失点差でも同じ数字で首位タイを守っている。
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