29日に2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第8節が行われ、ガンバ大阪と松本山雅FCが対戦した。
公式戦7連勝中と勢いに乗るG大阪は、宇佐美貴史のクラブ史上最多タイとなる6試合連続ゴールに期待がかかる。対する松本は、前節のベガルタ仙台戦で待望のホーム初勝利を飾っており、今回はJ1初の連勝を目指す。
試合は16分、その宇佐美にゴールが生まれる。宇佐美が高い位置でボールを奪うと、ペナルティエリア右のパトリックにパス。折り返しを右足シュートで合わせネットを揺らした。40分には、宇佐美からのパスを左サイドで受けたパトリックが右足を振り抜いたが、枠を捉えることはできない。G大阪の1点リードで前半を終える。
先制を許した松本は58分、オビナが豪快なミドルシュートを放ったが、ゴール左に外れる。62分、鐡戸裕史と石原崇兆に代えて、前田直輝と阿部吉朗を投入する。66分、オビナがゴール前に浮き球のクロスを入れる。岩上祐三がヘディングで合わせるも、東口順昭に防がれる。
過密日程のG大阪はコンディション面を考慮してか、70分に宇佐美を下げてリンスを送り出す。終盤、G大阪は松本の猛攻に耐える時間帯が続く。76分、後藤圭太が右サイドからクロスを入れる。ゴール前で混戦となる中、最後は前田がシュートを放ったが、得点には至らず。
直後、G大阪に決定機が訪れる。パトリックがエリア内右で相手DFをかわしながら強烈なシュートを放つ。しかし、村山智彦の好セーブに阻まれた。アディショナルタイムにもパトリックがドリブルで持ち上がると、そのまま自らシュートで狙ったが、クロスバーに嫌われる。結局、両チームに新たな得点は生まれず、試合は終了。宇佐美の先制ゴールを守り切ったG大阪が1-0で勝利を収め、公式戦8連勝を飾った。