G大阪に勝利し喜ぶ浦和メンバー [写真]=大木雄介
2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第9節が2日に行われ、浦和レッズとガンバ大阪が対戦した。
ここまで6勝2分で無敗を維持している首位の浦和。対して、6連勝で2位につけているG大阪は、日本代表FW宇佐美貴史が6試合連続でゴールを決めている。両チームの勝ち点差はわずか「1」。昨季は優勝争いを演じ、G大阪が逆転でリーグ制覇を果たしている“因縁の対決”となった。
開始12分、G大阪は遠藤保仁からのパスを受けた宇佐美がミドルシュートを放つが枠をとらえられない。18分にはパトリックがエリア手前から強烈なシュートを放つが、ゴールとはならなかった。浦和は22分に、槙野智章のヒールパスを受けた森脇良太が、エリア手前中央からシュートを放つが、わずかに枠の左に外れた。
G大阪は38分、ロングパスで抜けだした宇佐美が、ドリブルを仕掛けてエリア内左に抜け出すが、森脇の守備に阻まれシュートを放つことはできない。浦和は44分、ズラタンがオフサイドラインギリギリを抜けだしたが、胸トラップが大きくなり、DFにカットされシュートまで持ち込めなかった。前半は両チームともに得点を奪えずスコアレスで折り返す。
後半に入って64分、浦和は森脇がエリア手前中央で左足を振り抜くが、シュートはDFに当たり枠の右に外れた。66分には平川忠亮に代えて関根貴大を投入し、先制を狙う。68分、柏木陽介、関根と繋げ、エリア内中央でズラタンがシュートを放つが、GK東口順昭にキャッチされた。さらに70分、梅崎司を下げて李忠成をピッチに送り出した。
一方のG大阪は71分、パトリックに代えて赤嶺真吾を投入。さらに73分には、大森晃太郎を下げて阿部浩之を送り出した。76分、エリア手前中央でFKを得たG大阪は、遠藤が直接狙うと、シュートは枠の左上を突くが、GK西川周作がわずかに触り、クロスバーに弾かれた。
78分、浦和は左サイドからの武藤雄樹の折り返しをエリア内中央の李忠成がワントラップからシュートを放つが、クロスバー上に外れた。すると84分、ついに浦和が均衡を破る。宇賀神友弥がエリア内左から折り返しを入れると、ゴール前のズラタンが右足で合わせてゴールネットを揺らした。
後半アディショナルタイムに入って、味方からのパスを受けた宇佐美がエリア内で右足を振り抜くが、西川の好セーブに阻まれた。
試合はこのままタイムアップを迎え、浦和がホームで1-0の勝利を収めた。浦和はリーグ戦4連勝で、開幕から9試合無敗をキープ。一方のG大阪は宇佐美の連続ゴールが6試合でストップし、連勝も6で止まった。
両チームは5、6日にAFCチャンピオンズリーグの試合があるため、次のリーグ戦は10日に行われる第11節。浦和はベガルタ仙台と、G大阪はサンフレッチェ広島と対戦する。
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