得点を喜ぶ土居(左奥) [写真]=瀬藤尚美
2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第11節が10日に行なわれ、FC東京と鹿島アントラーズが対戦した。
4連勝で再び首位争いに加わったFC東京。前節のベガルタ仙台戦では終了間際の連続失点であわや同点にされかけたが、なんとか逃げ切り勝利に繋げた。エースの日本代表FW武藤嘉紀はここまで8ゴールと絶好調をキープしており、この試合でも活躍が期待される。一方、鹿島は前節のヴァンフォーレ甲府戦に敗れて今季4敗目。なんとかこの状況を切り抜けたいところだ。
最初に決定機を迎えたのは鹿島。8分、右サイドの柴崎岳がクロスボールを供給すると、ニアに飛び込んだ山本脩斗がヘディングシュート。しかし、ここはGK権田修一がビッグセーブを見せて得点を許さない。
ホームのFC東京はなかなかシュートまで持ち込めない。17分、徳永悠平が武藤嘉紀との連携から右サイドを攻め上がりクロスを送ったが、呼吸が合わずにそのまま流れてしまった。
試合が動いたのは34分。鹿島は左サイドの山本が前線に浮き球のパスを送る。ペナルティエリア内で赤崎秀平がボールを受けたが、シュートは打てない。しかし、こぼれ球を拾った土居聖真が厳しい体勢からシュートを放つと、これがゴール左に決まり、鹿島が先制に成功する。このまま1-0で鹿島がリードして前半を折り返す。
リードを許したFC東京は、後半立ち上がりから反撃に出る。54分、ペナルティエリア左から切り込んだ東慶悟が右足シュートを狙ったが、ここはGK曽ヶ端準の正面だった。
続く75分、FC東京が右CKを獲得すると、太田宏介のクロスに森重真人がダイビングヘッドで合わせたが、クロスバーに阻まれた。79分、太田が右CKからクロスを上げると高橋秀人がニアですらし、ファーサイドの東が合わせてゴール。同点かと思われたが、東が手を使ってボールを押し込んだとして得点は認められない。
追加点を狙う鹿島は82分、ペナルティエリア右に進入した柴崎が右足シュート。しかし、ここは惜しくもクロスバーに阻まれてしまう。
このまま試合終了のホイッスルを迎え、鹿島が1-0でFC東京を下している。鹿島にとっては2試合ぶりの勝利、FC東京の連勝は4でストップした。
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