浦和が大量4ゴールでFC東京を粉砕…首位攻防戦を制し優勝に前進

得点を喜ぶ関根(中央) [写真]=Getty Images

 2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第12節が16日に行われ、浦和レッズとFC東京が対戦した。

 前節ベガルタ仙台との乱打戦を引き分けに持ち込んだ浦和。連勝は4でストップしたが、なんとか首位を守っている。一方、FC東京は首位浮上のチャンスを迎えながら鹿島アントラーズに完封負けを喫した。今節は、ファーストステージの優勝を占う首位攻防戦となった。

 試合は開始早々いきなり動く。5分、浦和が左サイドから攻めこむと、宇賀神友弥がクロスボールを供給。飛び込んだ李忠成が左足で合わせて先制に成功した。

 先制されたFC東京にもチャンス。25分、右CKを獲得すると、太田宏介が上げたクロスに武藤嘉紀が頭で合わせて狙ったが、ボールはゴール右に外れた。28分には三田啓貴に代えて高橋秀人を投入する。

 しかし、次の得点を奪ったのは浦和。42分、ペナルティエリア左に進入した宇賀神がファーサイドへクロスを送る。これを右サイドから走りこんできた関根貴大が鮮やかなハーフボレーで決め、浦和が追加点を奪った。このまま2-0で前半を折り返した。

 後半立ち上がり、浦和がさらに攻勢をかける。47分、右サイドを突破した関根が折り返しのボールを送ると、ニアに走りこんだ武藤雄樹がゴール左下に流し込み、リードを3点に広げた。

 苦しい状況のFC東京も反撃に出る。73分、左サイドの太田がアーリークロスを上げると、途中出場の前田遼一が高い打点のヘディングシュートを決めて、1点を返した。

 それでも浦和は攻め手を緩めない。76分、右サイドから途中出場の梅崎司が切り込むと、左足でカーブをかけたシュートを放つ。これがゴール左下に決まり、浦和が再び突き放した。

 このまま試合は終了し、浦和が4-1でFC東京を下して首位を守った。一方、FC東京は前節に続く連敗となってしまった。

 次節、浦和は鹿島と、FC東京は名古屋グランパスとそれぞれホームで対戦する。

【スコア】
浦和レッズ 4-1 FC東京

【得点者】
1-0 5分 李忠成(浦和レッズ)
2-0 42分 関根貴大(浦和レッズ)
3-0 47分 武藤雄樹(浦和レッズ)
3-1 73分 前田遼一(FC東京)
4-1 76分 梅崎司(浦和レッズ)

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