4試合連続ゴールとなる先制点を決めたエウシーニョ [写真]=Getty Images
2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第1節が11日に行われ、川崎フロンターレとFC東京が対戦した。
シーズンを折り返し、後半戦に突入したリーグ戦。セカンドステージの開幕戦から、川崎とFC東京による“多摩川クラシコ”が実現した。ファーストステージの成績は、川崎が5位で、FC東京は2位。両チームは、5月2日に行われたファーストステージ第9節で対戦しており、FC東京が2-1で勝利していた。
FC東京は、10ゴールを挙げてチーム内得点王だった日本代表FW武藤嘉紀が、ファーストステージ終了後にドイツのマインツへ移籍。一方の川崎は、7日に行われた親善試合で、同代表MF香川真司とMF丸岡満の所属するドルトムントと対戦し、0-6で大敗している。
試合は5分、川崎がファーストシュートを放つ。大久保嘉人とのワンツーからペナルティエリア手前中央で中村憲剛が右足を振り抜くが、シュートはGK権田修一に正面でキャッチされた。FC東京は11分、エリア前右寄りでFKを獲得すると、太田宏介が直接狙うも、シュートはわずかにゴール右に逸れた。13分には、相手のバックパスを奪った前田遼一が、自らエリア内左に侵入して左足を振り抜くが、枠を捉えられなかった。
川崎は22分、エリア手前右で獲得したFKから、レナトが直接ゴール右下を狙うが、壁に当たりシュートは枠の右に逸れた。さらに28分、ハーフライン付近からドリブルで持ち上がったレナトが、エリア手前中央でシュートを放ったが、枠を捉えられない。44分にはエウシーニョが右サイドから中央へ切り込んで左足を振り抜くが、強烈なシュートは枠の左に外れた。前半はこのままスコアレスで折り返す。
後半に入ると、52分に川崎が先制点を奪う。レナトからのパスをエリア内左で受けた小宮山尊信が折り返しを入れる、中央へ走り込みフリーとなったエウシーニョが右足で合わせると、シュートはゴール右に決まった。エウシーニョは、リーグ戦4試合連続のゴールとなった。
FC東京は61分、東慶悟を下げて、新加入のオーストラリア代表FWネイサン・バーンズをピッチに投入。川崎は74分、エリア手前右で獲得したFKで、レナトが直接狙うと、シュートはゴール右上の隅に突き刺さり、ゴールネットを揺らした。川崎がリードを2点に広げる。77分にはエリア内左を突破したレナトが折り返しを入れると、走り上がってきた大久保が右足で合わせるが、しっかりミートせずクロスバー上に外れた。
川崎は84分、エウシーニョに代えて、ドイツのボーフムから復帰した田坂祐介を投入。田坂は2012年以来、3年ぶりのJリーグ出場となった。86分、川崎はカウンターから中村がエリア内右からシュートを放つが、権田の好セーブに阻まれた。
試合はこのままタイムアップ。ホームの川崎が2-0でFC東京との多摩川クラシコを制した。
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