大宮アルディージャに所属するFW播戸竜二 [写真]=Getty Images
2015明治安田生命J2リーグ第24節が18日に行われ、大宮アルディージャとアビスパ福岡が対戦。FW播戸竜二が11分間でハットトリックを決めて、大宮が3-1で勝利を収めた。
播戸は28分に先制点を決めると、勢いに乗って37分、39分に追加点を獲得。11分間でハットトリックを達成した。
播戸にとってはこのハットトリックはJリーグで通算4度目でJ2では初。セレッソ大阪に所属していた2011年9月10日、J1第25節のサンフレッチェ広島戦で達成して以来、約4年ぶりとなった。また、同じシーズンの2011年8月20日に行われたJ1第22節の清水エスパルス戦でもハットトリックを達成したが、こちらも76、77、87分の11分間で決めている。
また大宮にとっては、2012年に加入したズラタン(現浦和レッズ)が、同年10月27日に行われたJ1第30節の柏レイソル戦で3ゴールを決めて以来、約3年ぶりとなる。
11分間で3得点も驚異的なものだが、最近では、6月20日に行われた2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第16節のモンテディオ山形戦で、広島のFW佐藤寿人が26、28、35分の9分間で3ゴールを挙げていた。しかし、Jリーグ史上最短記録は、わずかに3分間。真中靖夫氏がC大阪時代の2001年7月14日に行われたJ1ファーストステージ第14節の柏戦で、72、73、75分の3分間でハットトリックを達成している。
なお、Jリーグでは14年も前に樹立された記録が未だに更新されていないが、イングランドのプレミアリーグでは今年5月にこれまでの記録が破られている。5月16日に行われたリーグ戦第37節のアストン・ヴィラ戦で、日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンのセネガル代表FWサディオ・マネがわずか2分56秒(リーグ公式記録)でハットトリックを達成。これまでの記録は21年前の元イングランド代表FWロビー・ファウラー氏の4分33秒だったため、マネはこれを1分37秒も更新し、新記録を樹立していた。