得点数21でリーグワーストの甲府(下)と次いで少ない22得点の山形(上) [写真]=Getty Images
■モンテディオ山形 前節の勝利でモチベーションは一段と高く
前節の湘南戦でリーグ戦19試合ぶりの勝利をつかんだ。依然として勝ち続けるしかない厳しい状況は続くが、欲しかった勝利をようやく手に入れたことで、残り4試合の可能性に懸けるモチベーションは一段と高まっている。
14日に行われた天皇杯3回戦では、リーグ戦の主力を軸にメンバーを編成した。中2日と日程的には厳しくなるが、9月中旬には中2日で3連戦を戦っており、その際にも大きくパフォーマンスを落とすことがなかった実績がある。天皇杯3回戦を90分で終えることができ、さらに移動のないホーム連戦ということで、疲労の影響は最小限に抑えられそうだ。
その天皇杯3回戦では、J3の藤枝に先制を許す苦しい展開を強いられたが、辛抱強く戦って追加点を許さなかったことで、その後の逆転につなげている。残留争いのプレッシャーの中で戦う今後のリーグ戦でも、先制する試合運びが理想だが、たとえ先制を許しても、今回逆転勝利した成功体験がチームに我慢できるメンタリティーをもたらすはずだ。
今節の相手である甲府とは、前回対戦で早い時間に2失点を喫している。ロングボール対応が最大の課題で、甲府のターゲットであるバレーに抗してラインを高く維持し、セカンドボール争いで優位に立てれば勝機が訪れるが、逆に相手にバイタルエリアを使われれば劣勢を強いられそうだ。(totoONE編集部)
■山形予想スタメン
3-4-2-1
GK
山岸範宏
DF
當間建文
渡辺広大
石川竜也
MF
宇佐美宏和
アルセウ
小椋祥平
高木利弥
ロメロ・フランク
川西翔太
FW
ディエゴ
■ヴァンフォーレ甲府 他試合の結果次第では割り切った戦い方へシフトできる可能性も
リーグ最少21得点の甲府と、それに次いで少ない22得点の山形と、得点力不足に苦しむ者同士の顔合わせ。どちらのチームも、リーグ戦の勝利は全て先行逃げ切りで、逆転勝利は一度もない。先制点の重要性が、いつも以上に大きな一戦になることは間違いない。
少ない得点の内訳を見比べると、両者の違いが最も顕著なのがセットプレー。「石川竜也くんというスペシャルなキッカーがいる」(佐久間悟監督)山形が、セットプレーから(PKを除いて)11得点挙げているのに対し、甲府は5得点にとどまっている。このところ、デザインしたバリエーションも試みてはいるものの、まずは危険な位置でのファウルを避けて、失点を防ぎたい。
甲府がターンオーバーを用いた14日の天皇杯を、山形はリーグ戦と同様のメンバーで戦った。ホームでの連戦と地の利はあると言え、やはり中2日。甲府陣営は「60分過ぎに、山形の運動量は落ちてくる」と読んでいる。しかも、今年甲府が挙げた9勝のうち、6勝がアウェーでのゲーム。敵地で多くの相手を術中に陥れている。さらに今節は、このカードのキックオフ時間が最も遅い。残留争いの当該チームの試合結果、とりわけ30分先にスタートする新潟vs松本の勝敗を見た上で、極端に割り切った戦い方へとシフトできる可能性もある。
もし今節で甲府が勝ち、16位松本が敗れれば、残り3戦で勝ち点差は「9」に広がり、甲府の残留はほぼ確定する。ところが、これが真逆の結果、すなわち甲府が負けて、松本が勝った場合、甲府の勝ち点が「33」、松本、新潟が「30」、山形が「27」。残留を争うライバルたちとの直接対決を残している仙台、神戸、鳥栖の動向も含め、ラスト3試合、混迷の度合いが一気に深まることになる。(渡辺功)
■甲府予想スタメン
3-4-2-1
GK
河田晃兵
DF
土屋征夫
山本英臣
津田琢磨
MF
松橋優
新井涼平
マルキーニョス・パラナ
阿部翔平
稲垣祥
阿部拓馬
FW
バレー
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