2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第14節が17日に行われ、清水エスパルスとベガルタ仙台が対戦した。
年間順位で最下位の清水はこの試合で敗れると、他会場の結果次第ではクラブ史上初のJ2降格が決まってしまうだけに、なんとしても勝ち点3を加えて残留に望みを繋ぎたいところ。一方の仙台も、年間順位16位の松本山雅FCと勝ち点差5と、油断は許されない状況だ。
奇跡の残留に向けてホームゲームに臨んだ清水だったが、開始早々に痛恨の失点を喫してしまう。4分、仙台は右CKを得ると、梁勇基のキックにハモン・ロペスがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。勢いにのる仙台は9分にもゴール前の混戦から奥埜博亮がエリア内でシュートを放ったが、ここはGKに阻まれた。
追いつきたい清水は24分、白崎凌兵がエリア外左からドリブルを仕掛け、最後は右足でファーサイドを狙ったシュートを放つも、枠を捉えることができない。その後はなかなかチャンスを作ることができず、試合は仙台の1点リードで前半を折り返す。
後半に入って49分、清水は前線でボールを持った大前元紀が強烈なミドルシュートでゴールを脅かしたが惜しくも枠を外れてしまった。さらに62分、左サイドの澤田崇が上げたクロスのこぼれ球に反応した犬飼智也がシュートに持ち込んだがここも枠を外してしまう。
清水は67分、ロングボールに抜け出したピーター・ウタカがペナルティエリア内に進入し、後方から走り込んできた澤田にパスを通す。これを受けた澤田はダイレクトでシュートを放つと、ボールは枠をとらえたがDFに頭でクリアされてしまい、同点ゴールとはならなかった。
後半は同点ゴールを目指して攻め込んだ清水だったが最後までゴールが遠く、開始4分のゴールを守り切った仙台が1-0で勝利。清水は、同日開催のアルビレックス新潟対松本の試合で新潟が勝ち点1を加えた場合、3試合を残しての16位以下が確定し、クラブ史上初のJ2降格が決まってしまう。
By サッカーキング編集部
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