川崎フロンターレは、17日に行われた2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第14節で、サンフレッチェ広島と対戦し、1－2で敗れた。試合後、1ゴールを挙げたFW大久保嘉人が試合を振り返った。
試合は、川崎が後半の立ち上がりに失点するが、終盤の83分に大久保がミドルシュートを決めて同点に追いつく。しかし、後半アディショナルタイムに、途中出場の広島MF山岸智に得点を許し、1－2で敗戦。土壇場で勝ち点を取り逃し、リーグ戦の連勝は4でストップした。
大久保は試合後、「残念で仕方ない。前半は常にこっちのペースでやれていた。チャンスもあったので、先に1点取っていけばというところ。あそこが悔やまれます。後半もこちらのペースだったので、勝てると思っていた」と振り返った。
また、相手GKの逆を突く形で決まったミドルシュートについては、「いつものアウトにかけたシュートを狙おうと思ったが、あまり当たらなった。GKの正面かと思ったが、ああいう形で入った」と解説。「シュートは、どこからでも打てば何かが起きる」と語るが、「あの時間帯でフロンターレは逆転できる力があるが、まだまだ力が足りなかったということ」と同点弾が逆転に繋がらなかったことを悔やんだ。
今節のゴールで今季リーグ戦22得点目。J1通算得点も155に伸ばし、歴代2位の広島FW佐藤寿人（156ゴール）にあと1点、中山雅史の持つ最多得点記録（157ゴール）にあと2点と迫った。記録について大久保は、「時間の問題だと思っているが、今日はそういうのは頭になかった」と明かすと、「今はチームが勝てるようにやっている。これからも1試合1点は取っていきたい。あと3試合。精一杯戦っていきたい」とゴールへの意気込みを語った。
川崎は次節、24日に横浜F・マリノスをホームに迎えて対戦する。
取材協力＝いしかわごう