年間首位は浦和と広島の一騎打ちに…山形が1年でJ2降格/J1・2nd第15節

柏木陽介

FC東京戦でゴールを決めた柏木(中央左)と武藤(中央右)写真]=三浦彩乃

 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第15節が24日に各地で行われた。

 年間首位のサンフレッチェ広島は、ヴァンフォーレ甲府とのアウェーゲームに臨んだ。広島は15分にFWドウグラスがゴールを挙げて、ここ3試合無失点の甲府の堅守をこじ開けると、30分にもMF清水航平が追加点を獲得。後半は甲府が攻勢に出るが、広島は完封に抑え、2-0の勝利を収めた。この結果、広島の年間3位以上が確定し、チャンピオンシップ出場権を獲得。また、セカンドステージ2位の鹿島アントラーズが湘南ベルマーレに敗れ、勝ち点差「3」となり、広島は同ステージ優勝に前進した。

 年間2位の浦和レッズは、アウェーで年間3位のFC東京と対戦。浦和は11分にMF柏木陽介、14分にFW武藤雄樹がゴールを決めて2点先行する。16分にMF東慶悟の得点でFC東京に1点差とされるが、27分にMF関根貴大が追加点を挙げて再びリードを2点とした。後半に入っても62分にDF槙野智章のゴールで浦和が3点差に突き放すが、FC東京も終盤に反撃を開始。74分、84分にMF高橋秀人が得点を奪い、1点差に迫ったが、あと一歩及ばず。このまま試合終了で浦和が4-3で乱打戦を制した。

 この結果、年間勝ち点が「68」となった広島と浦和は、残り2試合でFC東京との勝ち点差が「9」で、25日に試合を行うガンバ大阪(年間4位)が勝利しても勝ち点差は「8」。そのため、ともに年間2位以内が確定し、首位の座は広島と浦和の一騎打ちになった。

 一方、残留争い中のモンテディオ山形(年間17位)は、敵地でヴィッセル神戸と対戦した。22分に神戸FW渡邉千真に先制点を許すが、後半57分にMFアルセウのゴールで山形が追いつく。しかし、60分、88分にも渡邊がゴールを決めてハットトリックを達成。山形は3-1で敗れ、残留圏内の年間15位アルビレックス新潟との勝ち点差が「9」となったため、1年でのJ2降格が決まった。

 その他の試合は以下のとおり。

■J1 2nd第15節結果(24日開催)
FC東京 3-4 浦和レッズ
川崎フロンターレ 0-1 横浜F・マリノス
湘南ベルマーレ 2-1 鹿島アントラーズ
ヴァンフォーレ甲府 0-2 サンフレッチェ広島
松本山雅FC 1-2 サガン鳥栖
清水エスパルス 0-3 柏レイソル
名古屋グランパス 4-2 アルビレックス新潟
ヴィッセル神戸 3-1 モンテディオ山形
ベガルタ仙台 vs ガンバ大阪 ※25日開催

■J1 2nd第15節暫定順位表(カッコ内の順位は年間順位)
1位 広島(1位)(勝ち点34/得失点差23)
2位 鹿島(7位)(勝ち点31/得失点差11)
3位 横浜FM(5位)(勝ち点28/得失点差11)
4位 浦和(2位)(勝ち点27/得失点差4)
5位 柏(9位)(勝ち点26/得失点差7)
6位 G大阪(4位)(勝ち点25/得失点差4)
7位 FC東京(3位)(勝ち点24/得失点差5)
8位 川崎(6位)(勝ち点23/得失点差7)
9位 湘南(8位)(勝ち点23/得失点差3)
10位 名古屋(10位)(勝ち点21/得失点差-5)
11位 新潟(15位)(勝ち点19/得失点差-2)
12位 神戸(14位)(勝ち点16/得失点差-1)
13位 甲府(11位)(勝ち点16/得失点差-5)
14位 鳥栖(12位)(勝ち点16/得失点差-8)
15位 仙台(13位)(勝ち点12/得失点差-7)
16位 松本(16位)(勝ち点12/得失点差-14)
17位 山形(17位)(勝ち点10/得失点差-14)
18位 清水(18位)(勝ち点8/得失点差-19)

■J1 2nd第16節日程(11月7日開催)
山形 vs 清水
鹿島 vs 横浜FM
浦和 vs 川崎
柏 vs FC東京
新潟 vs 湘南
名古屋 vs 甲府
G大阪 vs 広島
神戸 vs 松本
鳥栖 vs 仙台

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