スコアレスドローに終わり、FC東京は年間4位に後退した [写真]=三浦彩乃
2015明治安田生命J1リーグセカンドステージ最終節が22日に行われ、FC東京とサガン鳥栖が対戦した。
前節、FC東京は柏レイソルに1-0で勝利を収め、連敗を2でストップ。Jリーグチャンピオンシップ(CS)出場権圏内の年間3位を争うガンバ大阪がサンフレッチェ広島に敗れたため、順位を逆転することができた。今節はホームで鳥栖に勝てば年間3位が確定し、CS出場が決定する。しかし、引き分けた場合はG大阪がモンテディオ山形に勝つと、得失点差で逆転を許してしまう。このためどうしても勝利が欲しいところだ。一方、鳥栖は苦しみながらもなんとかJ1残留を決めた。最終戦を白星で飾りたい。
試合は9分、左サイドでボールを持った東慶悟がエリア内で切り返してマイナスの折り返し。これをゴール前の前田遼一が受けてワントラップシュートを放ったが、ここは枠の左上へ外れてしまった。
30分、鳥栖に決定機。ハーフウェイライン付近で早坂良太がボールを奪うと一気にカウンター。早坂のスルーパスに抜けだした水沼宏太がGKと一対一になりかけるが、FC東京DFも必死に戻って対応する。水沼がエリア内右からマイナスのパスを出すと、ゴール前に走りこんだ早坂が右足シュート。しかし、わずかに枠の上に外れてしまい、ゴールを奪うことはできなかった。
FC東京は42分に右サイドでFKを獲得。太田宏介が左足で上げたクロスに前田が飛び込んだが、ここは崔誠根がなんとか先にヘディングでクリアした。このままスコアレスで前半が終了する。
FC東京は後半立ち上がりの54分に河野広貴に替えて中島翔哉を投入。一方、鳥栖は64分に池田圭に替えて豊田陽平を投入した。
72分、高橋秀人からのパスを受けた東が、右サイドから浮き球のパスを供給する。途中出場の林容平がヘディングシュートを放ったが、ミートしきれずボールは左にこぼれる。これを前田が拾ったがシュートには持ち込めなかった。
ここで鳥栖が決定機を迎える。83分、水沼からのパスを受けた途中出場の鎌田大地がエリア内右から右足シュート。しかし、ここは左ポストに嫌われてしまった。
FC東京は終盤に猛攻を仕掛けたがゴールを奪うことはできず、0-0のスコアレスドローに終わった。同日行われたG大阪対モンテディオ山形の試合は、4-0でG大阪が勝利を収めたため、FC東京は年間4位に後退。Jリーグチャンピオンシップ出場権を逃した。
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By サッカーキング編集部
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