パトリックへの人種差別、母国ブラジルでも報じられる…全文を掲載

パトリック

28日の浦和戦でプレーするパトリック(左) [写真]=Getty Images

 28日にガンバ大阪のFWパトリックに対して人種差別的ツイートが投稿された一件が、同選手の母国ブラジルでも報じられている。

 明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝が28日に埼玉スタジアム2002で行われ、年間3位のG大阪が延長戦の末に3-1で、同2位の浦和レッズを破り、CS決勝進出を決めた。試合後、3得点目を決めたパトリックに対し、人種差別的ツイートが発信された。

 28日付のブラジル紙『Jornal Do Brazil』は一連の騒動を取り上げている。パトリックが人種差別を受けたとして、すでに削除されている当該ツイートの内容を記載した。さらに同紙は、そのツイートに対してパトリックが発信した内容全文を掲載。同選手が発信した日本語文すべてをポルトガル語に翻訳した。

 パトリックは翌29日に再び自身のツイッターを更新。「温かいメッセージをくれたミンナに感謝したい。プライドを持って日本で生活し、ミンナの事を本当に愛している。心からありがとう」と、同選手に励ましの声を届けたファンへ返答した。

 CS決勝の第1戦は12月2日にG大阪のホーム・万博記念競技場で、第2戦は同5日に広島のホーム・エディオンスタジアム広島で行われる。

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