2002年の日韓W杯に出場した戸田和幸氏 [写真]=Bongarts/Getty Images
FC町田ゼルビアは28日、元日本代表の戸田和幸氏がジュニアユースのコーチに就任したことを発表した。
戸田氏は現在、主にサッカー解説の仕事をしているため、非常勤でコーチを務め、S級コーチライセンス取得を目指すという。クラブ公式サイトを通じて、以下のようにコメントした。
「この度はS級ライセンス取得に向けての指導実績を積むということで、FC町田ゼルビアに協力していただき、ジュニアユースのコーチとして活動できる貴重な時間をいただける運びとなりました。30歳を迎える前には、『自分は将来、指導者になりたい・なるのだろう』という思いが芽生え今日に至りますが、引退をする時にはその思いが確信に変わり、今日まで様々なことを積み重ねてきていますが、いよいよS級に挑戦する今シーズン、貴重でまた重要な経験を、自分が生まれ、育てていただいた町田にて積ませていただけることに、心から感謝しています」
「すでにジュニアユースの子どもたちとの時間がスタートしていますが、日々楽しさが膨れ上がり、何とか選手たちが少しでも上達していく為の良いきっかけを与えてあげられたらと、指導の世界に入り込んで行っている自分がいます。毎週という形にはなりませんが、クラブには最大限の理解・協力をしていただいた事に対し、自分自身が選手たちと一緒に成長していける時間にする事で応えていきたいと思っています」
現在38歳の戸田氏は、地元のFC町田(FC町田ゼルビアの前身)、桐蔭学園高を経て、清水エスパルスで1996年にプロデビュー。イングランドのトッテナムやオランダのADOデン・ハーグなどで海外でのプレーも経験した。2004年に清水へ復帰した後、東京ヴェルディ、サンフレッチェ広島、ジェフユナイテッド千葉、慶南FC(韓国)、ザスパ草津(ザスパクサツ群馬)を渡り歩き、2012年に町田へ加入。翌2013年にウォリアーズFC(シンガポール)に移籍したが、同シーズン終了後に現役を引退した。J1リーグでは通算271試合4得点。日本代表では、2002年の日韓・ワールドカップのメンバーにも選出され、国際Aマッチ通算20試合1得点を記録した。
By サッカーキング編集部
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