前節の川崎戦で決勝点をマークした浦和の武藤 [写真]=Getty Images
■浦和レッズ 前節で川崎との“天王山”を制し、公式戦9戦無敗をキープ
浦和は序盤戦の大きな山を乗り越えた。20日のACLシドニー戦でラウンド16進出を決め、中3日で迎えた川崎フロンターレとの上位対決も制して首位に浮上。まずは第一関門突破と言っていいだろう。これで公式戦9試合負けなし、6勝3分という上々の数字も残しており、内容的にも持ち前のコンビネーションアタック、ゲーゲンプレスを継続的に表現できている。選手たちも実力を認める今季無敗の川崎に、結果だけでなく内容でも上回れたことは大きな自信にもなっている。
ただ、心配なのは大きな山を越えたことで緊張の糸が切れてしまうこと。川崎戦は過密日程の中で行われたが、精神的に張り詰めた状態で戦ったこともあり、連戦の疲れを感じさせない体のキレを見せていた。「体力なんて気持ちですから」とは武藤雄樹の弁で、まさにそのとおりのパフォーマンスを見せた。ただ、メンタルの充実で疲労が抜けるわけではない。むしろ、その分だけ、気が緩んだ時は蓄積ダメージが大きくのしかかることになる。実際、名古屋戦の前々日に行われた紅白戦では、主力組の動きが明らかに重く、柏木陽介は「ACLで上がるか上がらないかの中で戦って、川崎との天王山も戦って、少し気持ち的には休める時期があったから、それで少し疲れが出た」と話していた。
正直、ハイレベルな攻防を繰り広げた川崎戦と同じような緊張感を持って名古屋と対峙するのは、精神的に簡単なことではないだろう。名古屋は高さ、速さといったはっきりとした個を備えるチームで、高精度の仕掛けというよりもアバウトな一発で勝負を決めるタイプだ。しかし、浦和はそういうチームとの対戦の方が隙を見せる傾向がある。
また、シドニー戦で足首を傷めたズラタンは前々日の紅白戦も別メニューとなり、川崎戦に続いて名古屋戦も回避する可能性がある。(totoONE編集部)
■浦和予想スタメン
3-4-2-1
GK
西川周作
DF
森脇良太
遠藤航
槙野智章
MF
関根貴大
柏木陽介
阿部勇樹
宇賀神友弥
李忠成
武藤雄樹
FW
興梠慎三
■名古屋グランパス 1カ月ぶりの勝利でトンネルを脱出、いざ首位叩きへ
楢崎正剛が不在という不安材料を抱えて臨んだ前節のアルビレックス新潟戦で辛くも勝利した名古屋がその余勢を駆って首位に挑む。守護神不在の穴は武田洋平がビッグセーブ連発で見事に埋め、初のリーグ戦スタメンを飾った和泉竜司、高橋諒の大卒新人コンビがそれぞれの持ち場で躍動。今節もこの3人はスタメン出場が濃厚で、1カ月ぶりの勝利を挙げたチームにさらなる勢いを与える存在として期待がかかる。
中盤の守備の要として前節でも大きな貢献度を見せたイ・スンヒの出場停止は痛恨だが、矢田旭や小川佳純ら代役たちのモチベーションも高く、田口泰士は「より攻撃的になると思ってもらった方がいい」と不敵。その田口を中盤の攻守の軸として、チームは打倒浦和の算段を練っている。
不安視されるのは、新潟戦に限らず、ここ1カ月の公式戦連敗の原因でもあったゲームマネジメントの部分。前節は2-0としてから相手の反撃をまともに受けてしまい、あわや同点、逆転というピンチを招いてしまった。新人2名、GKも入れ替わったことでピッチ上の経験値が下がっていることも、試合展開への対応力としては未知数なところがあり、特に失点後の戦いについては注意が必要になってくるだろう。
小倉隆史GM兼監督は守りに入らず、普段どおりのスタイルを貫くと選手たちに宣言しており、リーグでも指折りの浦和の攻撃力にも、果敢に立ち向かう姿勢を打ち出す模様。その点では仮に劣勢となってもベンチには序盤のスタメン、松田力が戻ってきており、一瞬の隙を突くカウンターに鋭さを出すことができるのは朗報と言える。シモビッチの高さを生かす上でも、モビリティーを出せる松田の存在は大きく、あらゆる局面においてもジョーカーとしての役割に期待が持てる。
自分たちの現在地を確かめる意味でも大きな首位との一戦に、名古屋は選手、指揮官、スタッフすべてが良い緊張感を持って準備を進めている。勇気ある真っ向勝負の後に何が残るか。実に興味深い戦いだ。(今井雄一朗)
■名古屋予想スタメン
4-2-3-1
GK
武田洋平
DF
矢野貴章
大武峻
竹内彬
高橋諒
MF
矢田旭
田口泰士
古林将太
和泉竜司
永井謙佑
FW
シモビッチ
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