新潟のルーキー早川史哉、急性白血病と診断「自分らしく病気と闘う」

 アルビレックス新潟は13日、DF早川史哉が急性白血病と診断されたことを発表した。

 早川は1994年生まれの22歳。新潟の下部組織から筑波大学に進学し、大学4年時の2015年には同クラブの特別指定選手に登録された。トップチーム加入を果たした今シーズン、明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第1節の湘南ベルマーレ戦に先発出場するなど、開幕から3試合連続でフル出場。以降5試合はベンチ入りで、4月30日の同第9節ヴァンフォーレ甲府戦からは試合メンバーから外れていた。

 新潟の発表によると、早川は4月24日の明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第8節名古屋グランパス戦(ベンチ入り、出場機会なし)後にリンパ節の腫れが認められ、翌25日に新潟市内の病院を受診して検査を実施。以降も専門医の慎重な診断を行ってきた結果、急性白血病と診断された。

 新潟は公式HPにて以下のように伝えている。

「早川選手は現在、病院で寛解に向けた治療を開始しています。アルビレックス新潟では早川史哉選手の寛解、また復帰を全力でサポートしてまいります。サポーター、また関係各位におかれましては、温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます」

「すでに早川選手は寛解に向けた治療を開始しています。今後も、経過を注意深く診ながら、適切な治療を行ってまいります」

 早川は「いつも応援してくださりありがとうございます。サポーターの皆さんから受ける応援は幼い頃から夢見ていたもの以上であり、いつも自信や力を与えてくれました。だからこそもう一度、みなさんに元気な姿をお見せできるように病気と闘います。厳しい闘病生活になると思いますが、病気と闘う姿勢や復帰を目指す歩み方を通じて、同じ病気や様々な病気と闘っている人、多くの人に勇気や希望を与えることができればと感じています。華やかじゃないけど自分らしく地道にコツコツと。もう一度大好きなクラブ、アルビレックス新潟に戻ってこられるように頑張ります!」と、コメントを寄せている。

モバイルバージョンを終了