広島からアーセナルへの移籍が決まったFW浅野拓磨 [写真]=Getty Images
サンフレッチェ広島からアーセナルへの移籍で合意に達した日本代表FW浅野拓磨が記者会見を行った。5日、広島の公式サイトが伝えている。
「チームは変わっても今まで通り100パーセントで頑張りたいと思います」と決意を語った浅野は、「先に報道が出て、詳しい話を聞いたのは、一昨日くらいです。聞いたとき、悩むところもありました」とオファーを受けた際の心境を明かし、「どこに行っても、どこでプレーしても、やるべきことは変わらないと思い、挑戦することにしました」と決断の理由を述べた。
また、「今はまだ英語を話せませんが、いいチャレンジだと思うので、日本に帰ってきたときにはペラペラになれるように、そちらの方も頑張ります」と、言語面での成長にも意欲的だ。そして、「プレミアリーグは、世界最高峰のリーグだと思いますし、アーセナルがレベルの高いチームだということはわかっています。簡単に試合に出られるとは思っていません」と現実を理解したうえで、「ピッチに立つことができれば、自分の特徴やがむしゃらさを発揮し、ゴールする姿を皆さんに見せていきたいと思います」と意気込んでいる。
移籍金については「チームに任せています」とした浅野だが、「広島にはとてもお世話になり、感謝してもしきれません。少しでも広島に恩返ししたいという気持ちはあります。やはり市民球場跡地にサッカースタジアムができることを、僕も願っています。自分自身、『広島でいつかプレーできたらいいな』という気持ちは持っています。そのとき、新しいサッカースタジアムでプレーできたら、こんなに幸せなことはありません。サンフレッチェ広島を応援してくれている皆さまや、サンフレッチェ広島の力に、少しでもなれればいいと思っています」とコメント。自身の移籍金を新スタジアム建設の費用に充ててほしいとの思いを述べた。
浅野は17日に行われる2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第4節の横浜F・マリノス戦まで広島の所属となり、同試合終了後に壮行セレモニーが予定されている。
By サッカーキング編集部
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