FC東京戦で得点をマークした伊東純也 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第4節が17日に行われ、FC東京と柏レイソルが対戦した。
前節、年間順位最下位のアビスパ福岡に後半アディショナルで失点を許し敗れたFC東京。思い通りに勝ち点を積み重ねることができない中、今節はスタメンを2名変更。MF高橋秀人とリオデジャネイロ・オリンピック・日本代表メンバーのMF中島翔哉が先発起用された。
一方、前節サンフレッチェ広島と対戦した柏は、2点差を追いつきながらも勝利にはあと一歩届かなかった。FC東京戦では先発を変更せず、FW伊東純也、FWクリスティアーノ、FWディエゴ・オリヴェイラを前線に並べた。
試合序盤は両チーム拮抗した展開。互いに大きなチャンスを作れないまま時間が過ぎる。
ようやく最初の決定機を迎えたのはFC東京。27分、ネイサン・バーンズがゴールラインぎりぎりのところでエリア内にボールを折り返すと、ムリキが反応。DFをかわし、そのまま右足を振りぬいた。しかしこれはGK中村航輔が右足でセーブ。ゴールを割らせない。
さらに34分、FC東京は橋本拳人がドリブルでエリア内に進入。ムリキを経由して中島翔哉へボールが渡ると、トラップから右足でゴールを狙った。しかしボールはクロスバーの上へ外れた。前半はこのままスコアレスで終える。
後半が始まって55分、FC東京はディフェンスラインの裏へ抜け出したムリキがドリブルでエリア内へ持ち込み、そのまま左足でシュート。しかしこれは柏の守備陣が体を張ってブロックし、得点を許さない。
FC東京が徐々にチャンスを作りだす中、先制点を取ったのは柏だった。58分、ロングフィードに反応したクリスティアーノが頭で競り合うと、FC東京のDFにボールが当たりエリア内へボールがこぼれる。これに伊東が反応。落ち着いて右足を振りぬき、ゴールへ突き刺した。
1点を奪われたFC東京は65分、中島が左サイドからクロスを上げると、エリア内で橋本がヘディングシュート。しかしこれはGK中村が好反応。ボールを弾きだし、失点を許さなかった。
同点に追いつきたいFC東京は、河野広貴と平山相太を立て続けに投入。攻撃の活性化を図った。
しかしその後もスコアは動かず、時間が経過する。
89分、FC東京はエリア付近のパス交換から平山がエリア内へ進入するが、途中出場の増嶋竜也が必死に足を伸ばし突破を阻止した。
結局、アディショナルタイム5分を含めてもFC東京は得点を奪えず。このままタイムアップを迎え、伊東のゴールを守り切った柏が3試合ぶりの勝利を挙げた。敗れたFC東京は連敗となった。
次節、FC東京は敵地で川崎フロンターレと、柏はホームでガンバ大阪と23日に対戦する。
【得点者】
0-1 58分 伊東純也(柏)
By サッカーキング編集部
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