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【予想スタメン】チーム状況と相性面では浦和が優位も、守備的な甲府を崩せるか

2016.07.29

2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第6節
7月30日 18:00 ヴァンフォーレ甲府 vs 浦和レッズ(@山梨中銀スタジアム)

ヴァンフォーレ甲府 ドゥドゥが2戦連発と絶好調もけがに不安、山本と土屋は欠場濃厚

 下位チーム同士の直接対決となった名古屋グランパス戦に3-1で快勝。降格圏を抜け出すことにも成功して、まずは残留争いの第一関門突破といったところ。立役者は新加入FWのドゥドゥだ。相手のミスがあったとはいえ、そのチャンスを逃さずに2試合連続ゴールと、期待に違わぬ活躍を見せてくれている。だが、26日の練習中に右足首を痛めてしまい、翌日は治療に専念した。回復が思わしくなければ、スタメンを外れる可能性もある。2試合連続ゴール中の稲垣祥をはじめ、日本人攻撃陣の奮起が望まれる。

 また守備陣においても、山本英臣が27日の練習中に足を傷め、その後は別メニュー。土屋征夫も名古屋戦で負ったダメージにより全体練習を回避しており、今節の出場は難しい見込み。大量失点の続いていたチームの立て直しには、欠くことのできない両ベテランだけに、影響は小さくないだろう。

 佐久間悟GM兼監督は「まずは槙野(智章)のところを抑えたい」と、トレーニングでは2トップ、3ボランチの布陣も試していたが、形はどうであれ、ピッチに立つ11人の絶え間ないコーチングや責任感を持ったプレーで、その不在を埋めていきたい。

 1stステージの対戦では、31分に山本が退場。早々と数的不利に陥り、2点を先行される展開になっても、心折れることなく1点を返す意地を見せた。2012年にJ1復帰してから、まだ浦和相手に勝利がないが、この試合も最後まで諦めない姿勢で、勝ち点を積み上げたい。(渡辺功)

浦和レッズ 主力2人を欠くも前節は鹿島に勝利、2ゴールを挙げた李に期待

 2ndステージ最初の山場は乗り越えた。浦和は前節、鹿島アントラーズに2-1と勝利。相手のミスに助けられた部分があったとはいえ、勝ち点3を粘り強い戦いで手にできたのは大きい。この白星で2ndステージでは川崎フロンターレと勝ち点で並ぶ2位、年間順位では鹿島と勝ち点で並び、川崎に5ポイント差の3位と先頭集団のポジションを維持している。

 今節の相手である甲府は守備的な戦いをしてくる嫌らしい相手だが、下位のチームに足元をすくわれてライバルたちに後れを取るわけにはいかない。今週の練習では、引いてブロックを敷いてくる相手を攻略するための動きを入念に確認していたが、それを本番でもイメージ通りに発揮できるか。

 前節から興梠慎三、遠藤航と攻守の要を欠くことになったが、鹿島戦では2人のいない穴を大きく感じさせることはなかった。特に李忠成は「慎三がいない時に何点取れるかが自分の勝負」とエース不在を発奮材料にしていて、気力は十分。興梠のような圧倒的なキープ力をズラタンを含めた他のFW陣に求めるのは難しいが、違った特徴で突破口を開くことが期待される。

 浦和は対甲府戦でリーグ戦7試合負けなしだが、そのうち4試合は引き分けだ。やはり守備的な相手から点を取るのは簡単ではなく、拮抗した展開になりがち。実際、その7試合で2点以上取ったゲームは2試合しかなく、無得点は2試合。ただ、甲府とのアウェー戦の相性は良く、J2時代を含めて3勝1分と負けたことはない。(totoONE編集部)

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