FOLLOW US

【予想スタメン】負傷者続出の仙台、点取り屋とスピードスターに要注意…今季の成績は柏が2敗

2016.08.12

2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第8節
8月13日 19:00 ベガルタ仙台 vs 柏レイソル(@ユアテックスタジアム仙台)

ベガルタ仙台 前節で3選手が負傷交代、好調維持する奥埜の奮起に期待

 前々節、前節と続いたアウェー連戦を、1勝1分で乗りきった仙台。暑い敵地での戦いで上々の成績を収めて、自信を得た。ここ4戦は3勝1分と負けなしで、勢いがある。特に前節は1stステージ王者の鹿島アントラーズを破ったことで、大きな自信を得た。

 しかし、仙台に戻ったチームには、フィジカル面で不安材料がある。まずは、暑いアウェー戦が続いた中で、どれだけ体力が回復できているかということ。運動量が求められるスタイルのチームにとって、体調管理は重要だ。

 また、けが人が増えている。前節の鹿島戦では平岡康裕、石川直樹、梁勇基が相次いで負傷によって交代した。平岡が全治6週間のけがを負ったように、次節は主力を多く欠く中で柏と戦わなければならない。

 しかし、このピンチの中で、代わって出場するであろう選手たちが奮闘してくれそうだ。鹿島戦では先に挙げた三人の穴を、菅井直樹、藤村慶太、茂木駿佑が埋めた。多くのポジションをこなせる藤村のように、緊急出場でもチーム戦術を理解して戦える選手が多いことは大きなプラス材料だ。

 相手の柏にはヴァンフォーレ甲府所属時のJ1・1st第16節の仙台戦で得点したクリスティアーノが加わっており、警戒が必要。だが、それ以上に、ホームチーム側の攻撃陣が好調だ。特にアウェー連戦で合計1ゴール1アシストを記録した奥埜博亮は、暑い夏場もよく走りチームを支える。総力戦を乗り切って、勝ち点3を取りたい試合だ。(totoONE編集部)

柏レイソル 2ndステージ制覇へ連敗は許されず、セットプレーがカギを握る

 連勝が「3」で止まり、2ndステージ優勝争いから後退する痛恨の1敗を喫して川崎フロンターレ、浦和レッズとの勝ち点差が「6」に広がった。1stステージでも5連勝がストップしてから勢いを失い、それ以降は1勝しかできなかった。ここから下降線を描かないためにも、今回は1stステージの反省を生かさなければならない。

 今季、ここまで仙台とは公式戦で2度対戦し、2連敗中である。2試合とも柏がボールを保持するが、仙台の堅い守備を崩せずに鋭いカウンターの餌食となって敗れた。ただ、1stステージと現在の決定的な違いはクリスティアーノがいるか、いないかという点だ。昨季J1・2nd第4節の勝利がクリスティアーノの決勝弾なら、天皇杯準々決勝ではクリスティアーノがすべてFKによるハットトリックを達成するなど、仙台とは抜群の相性を誇る。また、甲府でプレーしていた今季の1st第16節を含めれば、クリスティアーノは仙台戦3連発中ということもあり、間違いなく今節も柏攻撃陣のキーマンとなる。

 また、好調が目立つのが伊東純也だ。前節の横浜F・マリノス戦では、チームは低調なパフォーマンスに終始した中で、伊東の高速ドリブルだけは圧倒的な存在感を見せた。伊東自身も「コンディションが上がってきた」と自分のプレーには好感触を抱いている。

 クリスティアーノの存在、相手が手堅い仙台、そして柏はセットプレーから3試合連続失点中とあって、攻守両面でセットプレーがポイントになりそうだ。我慢強く試合を運び、少ないチャンスをものにして勝ち切れるか。(鈴木潤)

SHARE

SOCCERKING VIDEO