1ゴール2アシストの活躍で勝利に貢献した柏FWディエゴ・オリヴェイラ(中央) [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第9節が20日に行われ、柏レイソルと名古屋グランパスが対戦した。
年間8位の柏は現在2連敗中で、セカンドステージ14失点はワースト2位。守備に課題が残っているものの、今節はリオデジャネイロ・オリンピックに出場したGK中村航輔と、リオ五輪日本代表バックアップメンバーだったDF中谷進之介が復帰している。
一方、年間16位の名古屋も現在2連敗中で、リーグ戦16試合勝利から遠ざかっている。セカンドステージではここまでわずか1得点しか挙げられておらず、さらに今季9得点でチーム内トップスコアラーのFWシモビッチが負傷離脱。残留に向けて負けれない状況の中で、トップに入ったFW永井謙佑の奮起に期待がかかる。
試合は柏が攻勢に出る。27分、ペナルティエリア手前右でパスを受けたディエゴ・オリヴェイラが胸トラップから反転し、左足を振り抜く。シュートは枠の左隅を捉えるが、相手GK楢﨑正剛の好セーブに阻まれた。39分には、ディエゴ・オリヴェイラの落としを受けたクリスティアーノがエリア内左に進入してシュート。だがこれは枠を捉えられなかった。前半はこのままスコアレスで折り返す。
後半に入って52分、カウンターを仕掛けた名古屋は、右サイドを駆け上がった矢野貴章がクロスを供給。中央で永井が右足ボレーシュートを放つが、相手DF中谷進之介の顔面ブロックに阻まれた。
試合が動いたのは58分、柏が先制に成功する。クリスティアーノからボールを受けたディエゴ・オリヴェイラが、エリア手前中央からダイレクトでラストパスを供給。反応した伊東純也がエリア内右に抜け出し、相手GKを引きつけて、右足シュートをゴール左隅に突き刺した。
先制した柏は70分にリードを広げる。ドリブルで持ち上がったディエゴ・オリヴェイラが、エリア手前中央から前線へスルーパスを供給。エリア内左に抜け出したクリスティアーノが、フリーで右足シュートを放ちゴールネットを揺らした。
さらに75分、柏が追加点を挙げる。左CKでクリスティアーノからのボールを、中央のディエゴ・オリヴェイラが頭で叩き込んでリードを3点に広げた。
しかし81分、名古屋も反撃に出る。途中出場の和泉竜司がエリア内左で永井からのパスを受けて、中央へ鋭い折り返し。ニアサイドに飛び込んだ、同じく途中出場の川又堅碁が合わせてネットを揺らした。名古屋はセカンドステージで2得点目となった。
だが、名古屋の反撃もここまでで、試合はこのままタイムアップ。柏が3-1で3試合ぶりの勝利を収め、連敗を2で止めた。一方、敗れた名古屋は3連敗で、17試合勝利から遠ざかる結果となった。
柏は次節、27日にアウェーで川崎フロンターレと対戦。名古屋は同日にFC東京をホームに迎える。
【得点者】
1-0 58分 伊東純也(柏)
2-0 70分 クリスティアーノ(柏)
3-0 75分 ディエゴ・オリヴェイラ(柏)
3-1 81分 川又堅碁(名古屋)
By サッカーキング編集部
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