復帰初戦でチームを勝利に導いた闘莉王 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
名古屋グランパスは10日、2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第11節でアルビレックス新潟と対戦し、1−0で勝利を収めた。フル出場した元日本代表DF田中マルクス闘莉王が、試合後にコメントを残している。
昨シーズン限りで退団しフリーとなっていた闘莉王がチームに復帰し、最初の試合を迎えた名古屋。FW川又堅碁のゴールで残留を直接争う新潟に勝利し、リーグ戦で19試合ぶりとなる白星を手にした。闘莉王は先発フル出場し、貢献している。
闘莉王は試合について「まだまだ課題はあるけど、何よりもこのチームに必要だった勝ち点3が手に入ったのは、最後まで諦めずに体を張ったから」とチームのパフォーマンスをひとまず称賛。その上で「いい流れを作れればいいが、残念ながらあと6試合しか僕らには与えられていないので、みんなで挽回して、みんなで1試合1試合勝てるようにしたい」と残り僅かとなったリーグ戦に向け、早くも気持ちを切り替えている様子だ。
さらに、「とにかくグランパスのサポーターには悲しい思いをさせたくない。そのために帰ってきたので、全力でやり続けるしかないです。1年ぶりに1試合勝っただけではまだ何も変わったとは言えない。勝ち点を積み上げられるように、みんなでこれから熱い試合をしたいと思います」と、ファンのために最後まで全力をつくすことを誓った。
闘莉王が復帰し、久しぶりの勝利を手にした名古屋は、次節豊田スタジアムに帰還。相手は年間4位の強敵ガンバ大阪だが、残留に向けて負けられない一戦になる。闘莉王を中心に、名古屋がホームで連勝を飾ることができるか、注目したいところだ。
By サッカーキング編集部
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