闘莉王(中央)のピッチ内外での活躍を、チームメートが賞賛した [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
名古屋グランパスは10日、2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第11節でアルビレックス新潟と対戦し、1−0で勝利を収めた。
同試合では先日クラブに復帰した元日本代表DF田中マルクス闘莉王が先発フル出場。FW川又堅碁が決めた1点を守りきり、実に19試合ぶりとなる白星を手にしている。
GK楢﨑正剛は結果に関して「『彼』のおかげでしょう」と、復帰初戦となった闘莉王のパフォーマンスを称賛し、「闘莉王が来て、ロッカールームとか、ピッチ上でのリーダーシップが変わった。あれは本当に、闘莉王以外には見たことないくらい」などと明らかにしている。
試合展開については「試合の最初はうまくいかなくて大丈夫かなと思ったけど、闘莉王の状態もそういう感じだったと思います。後半もボールを持たれたけど、最後まで集中力を切らさないでやれました。試合中も、監督の指示だけでなくて、そこにプラスして細かい修正ができた。それが闘莉王の強みだと思う」と、振り返った。
28分にコーナキックを頭で合わせてゴールネットを揺らした川又も試合後コメントを残している。久々の勝利に「4か月くらい勝ってなかったので、とりあえず今日は、1勝ですけど勝てたので楽になりました。ただ、これを続けないと意味がないので続けていきたいです。この1勝で流れが変わるというかもしれないけど、サッカーはあくまで結果なので、次もまたいい結果を出せるようにやっていくしかない」と一定の安堵感を示したうえで、次戦以降を見据えている。
闘莉王については「6カ月もサッカーやってないのにあれだけできるというのは普通はありえないですよ。常に後ろでしっかり支えてくれて頼りになる。闘莉王が来て彼の熱い魂が伝わったとういか、選手も気合を入れ直したと思う」と、同選手の復帰によってチームの雰囲気が変わったことを明らかにした。
19試合ぶりの勝利を手にした名古屋だが、残留に向けてまだまだ負けられない戦いは続いていく。次戦はホーム・豊田スタジアムに戻って強敵ガンバ大阪との一戦だ。
By サッカーキング編集部
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