名古屋との契約満了が決まった闘莉王 [写真]=Getty Images
名古屋グランパスは7日、元日本代表DF田中マルクス闘莉王との契約満了に伴い、来シーズンの契約を更新しないことが決まったと発表した。
契約満了にあたり、闘莉王は以下のようにコメントしている。
「最高の仲間に出会い、共に闘うことができた僕は本当に幸せ者です。常に背中を押してくれた心強いファン・サポーターの方々には心から感謝しています。僕の力不足で名古屋グランパスをJ1残留に導くことが出来なくて、本当に申し訳ないです」
「僕は退団することになりましたが、これからも名古屋グランパスを愛する気持ちは変わりません」
田中マルクス闘莉王選手、契約満了のお知らせhttps://t.co/Lbm6VFXutX#grampus pic.twitter.com/67LZDGC7kU
— 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) November 7, 2016
闘莉王は1981年生まれの35歳。渋谷幕張高校出身で、2001年にサンフレッチェ広島に加入した。2003年に水戸ホーリーホックに移籍し、2004年には浦和レッズに加入。2006年にはクラブ初のJ1リーグ優勝へ導き、Jリーグ最優秀選手賞を受賞した。2010年に名古屋に移籍すると、同年のJ1リーグ制覇に貢献。6シーズンに渡って名古屋でプレーしたが、今年1月9日に退団が発表されていた。
しかし今年8月末、名古屋加入が決定。約8カ月ぶりの復帰となった。名古屋は当時、クラブ史上ワーストとなるリーグ戦17試合勝ちなしと低迷。セカンドステージは第9節終了時点で2分7敗の勝ち点「2」で最下位、年間勝ち点ではJ2リーグ降格圏内の16位に沈んでいた。
闘莉王の復帰戦は9月10日のセカンドステージ第11節のアルビレックス新潟戦で、名古屋は敵地で1-0と勝利。リーグ戦19試合ぶりの白星を掴んだ。闘莉王は新潟戦から第17節の湘南ベルマーレ戦まで全7試合にフル出場。チームは3勝1分け3敗と五分の成績を残したが、年間勝ち点16位でクラブ史上初のJ2降格が決まった。
低迷するチームの救世主として古巣に電撃復帰し、自身の加入と同じタイミングで指揮官に昇格したボスコ・ジュロヴスキー監督の下で奮闘した闘莉王。しかし、J1残留は叶わなかった。6日に退任が発表されたジュロヴスキー監督に続いて、名古屋との契約満了が決まった。
By サッカーキング編集部
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