「まだ何も決まってない」 値千金のPK弾…主将・阿部、第2戦も「全力で」

阿部勇樹

決勝点となるPKを決めた阿部勇樹 [写真]=兼子愼一郎

 明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ決勝の第1戦が29日にカシマスタジアムで行われ、浦和レッズは鹿島アントラーズと対戦し、1-0で勝利した。試合後、PKで得点を決めたMF阿部勇樹がコメントを残している。

 スコアレスで迎えた57分、FW興梠慎三がDF西大伍に倒されて獲得したPKのビッグチャンスを、真ん中に蹴りこみ見事ネットを揺らした阿部。当該シーンを、「興梠選手が体を張ってPKをとってくれたので、あれは決めなければいけなかったです。また、決めることによって他の頑張っているメンバーも、少し気持ちが楽になると思うので、自信を持って蹴って、入ってよかったと思います」と振り返った。

 その後、鹿島の攻撃を抑え、完封勝利。浦和は大きなアドバンテージをもって決勝第2戦に臨むこととなった。それでも阿部は、「まだ何も決まってないです。次戦、12月3日、ここで勝たないと意味がないです。サッカーは何が起こるか分からないスポーツだと思っているので、必ず今日のように全力で皆でプレーして、ホーム埼玉スタジアムで勝って終わりたいなと思います」と気を引き締めるとともに、多くのサポーターの前での勝利を誓った。

 決勝第2戦は12月3日(19時30分キックオフ)に浦和のホーム・埼玉スタジアムで行われる。

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