現役引退を発表したGK榎本達也(写真は2015年のもの) [写真]=Getty Images
FC東京は25日、2016シーズンをもってGK榎本達也が現役を引退し、同クラブの普及部コーチに就任することが決定したと発表した。
榎本は1979年3月16日生まれの37歳。1997年に浦和学院高から当時の横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に加入し、プロ生活をスタートさせた。2001年にはJリーグヤマザキナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)優勝を経験し、自身も大会MVPを受賞する活躍を見せた。2006年まで同クラブに在籍し、その後はヴィッセル神戸、徳島ヴォルティス、栃木SCでのプレーを経て、2015年にFC東京に加入。今季は明治安田生命J3リーグで7試合に出場したのみだった。通算成績はJ1リーグ戦223試合出場0得点、J2リーグ戦60試合出場0得点、J3リーグ戦7試合出場0得点。
榎本はクラブ公式HPを通じてコメントを発表。これまで在籍したクラブのファン・サポーターへの感謝の気持ちを述べるとともに、指導者として新たなスタートを切ることへの意気込みを見せている。
「プロサッカー選手として20年間、このたび現役を引退する決意をしました。まずはこの20年で在籍させていただいた横浜、神戸、徳島、栃木、そしてFC東京の社長をはじめクラブ関係者、チームスタッフ、チームメイト、スポンサーやファン・サポーターのみなさんに厚く感謝申し上げます。高校を卒業してから、大した選手でもない自分が現役生活を20年も続けてこられたのは、たくさんの方に支えてもらったおかげです。とくに、どんなに辛いときも常にそばで励ましてくれた妻と3人の子どもには感謝してもしきれません。今となってこの20年を振り返ると、はっきり言って後悔ばかりです。それでもリーグ優勝やナビスコカップMVPなど、本当に素晴らしい経験もさせていただきました。1日1日を真摯にサッカーに向き合って取り組んできたことに後悔はありません。来シーズンからは指導者として、新しいスタートを切ります。そのスタートをFC東京で始められることはとてもうれしく、光栄に思っています。選手生活同様に指導者としても“日進月歩”の精神で、東京のみなさんとともに歩んでいきたいと思います。今までのご声援、本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします」
By サッカーキング編集部
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