現役引退を発表した新潟GK黒河貴矢 ©J.LEAGUE PHOTOS
アルビレックス新潟は10日、GK黒河貴矢が2016シーズンをもって現役を引退することを発表した。なお、2017シーズンからは新潟のアカデミーでコーチに就任する。
黒河は引退に際して以下のようにコメントしている。
「2016シーズン限りで現役を引退することにしました。アルビレックス新潟の選手、スタッフ、フロントの皆さん、ファン、サポーターの皆さん、9年間本当にありがとうございました。1日1日を全力でやってまいりましたが、足の状態と今年自分がサッカー選手を続けているところを想像した時より、現役を退いて新たなスタートを切ることを想像した方がワクワクするような感情が湧き、素直に自分の気持ちに従う決断をしました」
「自分がプロの世界に入って、思い描いていたような活躍、成績は残せませんでしたが、常に向上心を持って少しでも上手くなりたいと思って17年間やって来ました。こんなに長くプレーできたのも、今までお世話になった指導者、クラブスタッフの皆さん、たくさんの素晴らしいチームメイトに出会えたからだと思っています。それと色々な場所で色々な形で応援していただいたファン、サポーター皆さんのおかげです。本当にありがとうございました」
「また、自分の目標に向かってどんな時も一番近くで励まし続けてくれた家族にも感謝しています。それから自分を生んで、どんな時も自分を信じてくれて一番のサポーターであった母親にも本当に感謝しています。素晴らしい17年間をたくさんの人達のおかげで過ごすことができました。これからは今までに得た知識、経験を活かし、新たな道で頑張っていこうと思っています。本当に今までありがとうございました!」
現在35歳の黒河は、2000年に市立船橋高から清水エスパルスに加入。2004年にはアテネ・オリンピックの代表メンバーにも選ばれた。2006年には東京ヴェルディ1969(現東京ヴェルディ)とジェフユナイテッド千葉に期限付き移籍した。2007年からは新潟に加わり、JAPANサッカーカレッジへ期限付き移籍。翌年に復帰すると新潟では9シーズンを過ごした。J1では通算86試合に出場した。
By サッカーキング編集部
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