2017 JリーグDAZNニューイヤーカップの宮崎ラウンドは6日に第3戦が行われ、V・ファーレン長崎(J2)と横浜FC(J2)が対戦した。
宮崎ラウンドには、横浜FC、アビスパ福岡(J2)、長崎、鹿島アントラーズ(J1)の4チームが参加。2連敗中の長崎はスペイン人FWファンマ、駒澤大学出身のルーキーMF吉岡雅和らが先発に名を連ねた。対する横浜FCも、ヴィッセル神戸から期限付き移籍で加入したFW増山朝陽や早稲田大学出身の1年目、DF新井純平がスタメンに入っている。ここまで2連勝中の横浜FCは、引き分け以上で宮崎ラウンド優勝となる。
横浜FCは28分、左サイドでボールを持った田所諒が前嶋洋太にパス。PA内でボールを受けた前嶋は右足でカーブをかけたシュートを放つが、わずかに枠を捉えられなかった。35分には増山が右サイドで粘って津田知宏へスルーパス。津田の折り返しにダイレクトでナ・ソンスが合わせるが、ここは長崎GK増田卓也が好セーブを見せた。
試合は前半アディショナルタイム1分にスコアが動く。島田譲の右CKを田上大地が頭で叩き込み、長崎が前半ラストプレーで先制に成功。1点リードで前半を折り返す。
後半開始早々、横浜FCが同点に追いつく。48分、左サイドで前嶋のスルーパスを受けたナ・ソンスが左足を振り抜きゴール。試合を振り出しに戻した。
さらに逆転を狙う横浜FCは55分、右サイドの深い位置でスローインを得ると、増山がロングスローを入れる。中で待っていた渡邉将基が頭で合わせたが、これも増田がファインセーブで防いだ。
後半は押し込まれ気味の長崎だったが、70分に勝ち越しの絶好機が到来。後半開始から投入されていた木村裕が敵陣で相手のパスをカットすると、左サイドの澤田崇にスルーパス。一対一のチャンスだったが、澤田のシュートは横浜FCのGK南雄太に阻まれてしまう。
結局、両チームともに勝ち越しゴールを奪えず、このまま1-1で試合終了。勝ち点を7とした横浜FCが、宮崎ラウンド優勝を決めた。
【スコア】
V・ファーレン長崎 1-1 横浜FC
【得点者】
1-0 45+1分 田上大地(長崎)
1-1 48分 ナ・ソンス(横浜FC)