栃木に所属する坂田良太 [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
坂田は5月7日に行なわれた2017明治安田生命J3リーグ第7節ギラヴァンツ北九州戦で負傷。検査の結果、右ひざ前十字靭帯断裂、右ひざ後十字靭帯断裂、右ひざ内側側副靱帯断裂と診断され、全治までは約12カ月と発表されていた。
坂田のコメントは以下の通り。
「5月7日(日)に実施された2017明治安田生命J3リーグ第7節ギラヴァンツ北九州戦の試合中に負傷し、全治1年という診断を受けました。
最初は、選手生命までの話しもされ、頭が真っ白になりました。今までに味わった事のない痛みを感じましたが、痛みよりも悔しさで涙が溢れおちていました。なぜ自分が?と悔しさばかりがこみあげ、辛い日々が続きました。
今回受傷したケガは、今までのサッカー競技では例がないと聞き、難しいケガだと担当医にも告げられました。それだけに、この先自分がどうなるのか?ちゃんと治るのか?本当にサッカーができるのか?正直、とても不安で怖いです。
しかし、若くして亡くなった僕の兄貴のことを思うと、今回のケガはかすり傷でしかありません。この先、辛く苦しい事もあるかも知れませんが、これも人生です。もしもこの先、僕と同じケガをして絶望している人が現れても、復帰し活躍した選手がいる、と勇気を持ってもらえるようにも頑張らなければいけないと思っています。僕は絶対に諦めません。どんな困難があろうと絶対に乗り越えてみせます。必ず、またあのピッチに戻ります。
皆さんの”熱き18番と共に戦おう待ってるぞ坂田良太”の横断幕や励ましのメッセージ、チームメートが僕の気持ちを背負って戦ってくれている姿、本当に支えられているんだと感じ、とても力になりました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
今年、ピッチに立って戦う事は出来ませんが、チームの目標達成に向けて、自分にできることは必ずあるはずです。チームの役に立てるよう、チームの力となれるよう、気持ちは皆と一緒にあります。
栃木SCに携わる、全ての方々の力を合わせ、共に戦いましょう」
By サッカーキング編集部
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