日本での活躍に期待がかかるポドルスキ [写真]=Getty Images
6日、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキがヴィッセル神戸の入団会見を行い、会見の後に『DAZN』が独占インタビューの様子を放送した。
インタビュー冒頭で日本の夏について言及。「日本は今すごく暑いね。気温もそうだけど、湿気をすごい感じる。でも慣れないようなものではない」と述べた。
たくさんのファンが空港に訪れたことに対して「飛行機で到着してあんなに多くの人に歓迎される、こんなに嬉しいことはないよ」と述べ、「あんなに大きな記者会見は見たことがない。ワールドカップやユーロで見たことはあったけど、クラブの入団会見では初めてだ。いい経験をさせてもらったよ」とコメント。
スタープレーヤーの活躍にJリーグのサポーターが期待している。「プレッシャーを感じることはあるけど、まだデビューまで時間がある。トレーニングに集中することが大事だと思っているよ。良い時期も悪い時期も冷静に対処する」と語った。
改めて神戸入団の決め手を聞くと「家族と話し合ったんだ。みんな日本に対して前向きに考えていたよ。奥さんも子供も日本人の知り合いや友達がいるんだ。彼らに話を聞いて日本に対して良い印象を持っていたみたいだよ。僕自身は家族以外とは話さなかったんだ、前情報を入れたくはなかったからね。先入観を持つことはいやなんだ」とコメントした。
ケルンでチームメイトだった槙野智章(浦和レッズ)はビデオメッセージを発信。ポドルスキが『キャプテン翼』や『ドラゴンボール』が好きなことを明かした。槙野が浦和戦以外でのゴールを希望すると「浦和レッズとの試合では2、3点取りたいね。『キャプテン翼』や『ドラゴンボール』のゴールパフォーマンスも披露したいな」と冗談交じりに槙野へ感謝。
ポドルスキは『キャプテン翼』の登場人物である日向小次郎のすね当てをつけており「彼と僕が同じチームだったら相手にとって脅威だろうね。彼はユヴェントスにいるんだろ? 神戸に来るように説得しなくちゃ。ユヴェントスに電話しておくよ」ユーモアを見せる一面も(作中で日向小次郎はユヴェントスに在籍)。
3月22日に行われたドイツ代表対イングランド代表の親善試合で代表を引退したポドルスキ。同試合で決勝点となるスーパーゴールを決めたポドルスキは「事前にシュートコースを決めることはないよ。GKを見る余裕があるとなお良いね。あの時はボールを受けた瞬間に前にスペースがあった、だから良いコースに良いシュートを打てることができたんだと思う。それに運もあったね」と感動の試合を振り返った。
「シュートの時は枠に飛ばすことだけを考えている。それに左足には自信があるし、それはすごく大切なことだと思う。もちろん枠を外すときもあるけど、いつもそういう気持ちで臨んでいる」と自身のシュートについて語ると、「小さい頃は父とよく練習した、左足だけ使う練習だ。将来サッカー選手になりたい子供がいるなら、プロになるために何かを犠牲にする必要があることもわきまえなくちゃいけない」と子供たちに向かってメッセージを残した。
By サッカーキング編集部
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